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パワーアップしたが、ノンビリ派にはより心地良く
バーチカルツインエンジンもパワーアップが図られ、最高出力を4PS引き上げて52PSに。62N.mの最大トルクは先代と変わりませんが、2500rpmと低かった発生トルクを4800rpmに引き上げ。ミドルレンジから上の伸びやかさも増し、エンジンを引っ張り上げて乗ることもできるようになっています。
360度クランク、ロングストローク設計ならではの味わい深き鼓動感は健在で、排気音もより力強く良質なものに。ノンビリ走っても心地良く、ときにはカフェレーサーのようにアグレシッブにスポーツライディングを楽しむこともできるのでした。
これはカワサキからの新しい提案であり、根強い人気を誇るWシリーズにフレッシュな風を吹かせています。オールドスタイルにとらわれない新感覚が、また新たなWファンを増やすはずです。
カフェレーサースタイルではない、アップハンドル仕様の「W800ストリート」の試乗記もあります。まだ読んでいない人は、ぜひご覧ください!!
青木タカオ カワサキW1オーナーが、新型「W800」を堪能してみた。|
レポーター:青木タカオ
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説し、休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持されている。現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアにて執筆中、バイク関連著書もある。愛車のうちの1台にカワサキW1SA(1971年式)があり、四半世紀にわたって所有している。