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フロントからの情報が多く、快活な走りが味わえる
エンジン始動はセル一発でスムーズです。キックアームも備わっているので試してみると、こちらでも軽々とエンジンは始動しました。2スト50ccですからキックも容易いものの、ボタン1つ押せばエンジンが目覚めるセルスターターはやはり便利で、今どき備わってなければならないのでしょう。
走りはやはり元気溌剌としたものです。ピーキーさはなく、低回転域からトルクが出て扱いやすい味付けになっています。トップエンドの伸びを感じる前にスピードリミッターが効いてしまいますが、アフターパーツブランドのマロッシのボアアップキットで68cc化し、キャブのジェット類交換、CDI交換などして合法的に届出して原付2種登録するショップもあり、そういったカスタムを楽しむのも面白いはずです。
前後13インチの足まわりで、ハンドリングも軽快。通常のスクーターよりフロント荷重を重視した設計の高張力スチールフレームが採用され、グリップ感やトラクションなど前輪からのインフォメーションがスポーツバイクのように豊富に伝わってきます。
ブレーキも前後ともにディスク式で、コントロールしやすく効きも充分。前後サスペンションもシャキッと硬めで、やはりスポーツ志向です。コーナリングもエキサイティングに楽しめ、50ccスクーターに乗っていることを忘れて夢中になってしまうのでした。
どんな人にオススメかと考えると、「人とは違うスクーターを」「2スト未体験だけど興味津々」「レーシンググラフィックが好き」と思うならOKかもしれません。もし、「懐かしの2ストスクーターにまた乗りたいけれど、今度は上質感もプラスされた外国車で!!」というなら、迷わずイチオシです。