目次
ヤマハJOG125……25万5200円(税込)
マットダルパープリッシュブルーメタリック2(マットブルー)
ヤマハは125ccクラスの原付二種スクーターとして、NMAX(36万8500円/12馬力/131kg)、シグナス グリファス(35万7500円/12馬力/125kg)、シグナスX(33万5500円/12馬力/119kg)、アクシスZ(27万1700円/8.3馬力/100kg)などをリリース。※2022年10月現在
今回、国内でNEWリリースされるJOG125は、ロングセラー50ccモデルのJOGシリーズのスポーティなイメージはそのままに、空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒124ccエンジンを搭載。軽量コンパクトで足着きが良く、実用的でコストパフォーマンスにも優れた原付二種のスタンダードモデルとして開発された。
なお、JOG125の製造はヤマハモーター台湾で実施される。
価格はJOG125が1万6500円安!ヤマハの10インチ小型原付二種スクーター「アクシスZ」との諸元を比較
【JOG125主要諸元】
全長×全幅×全高:1,740mm×675mm×1,090mm シート高:735mm ホイールベース:1,205mm 最低地上高:110mm 車両重量:95kg エンジン:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒124cc ボア経×ストローク長:52.4mm×57.9mm 圧縮比:10.2:1 最高出力:6.1kW(8.3PS)/7,000rpm 最大トルク:9.8N・m(1.00kgf・m)/5,000rpm 燃料タンク容量:4.0L 燃料消費率:51.9km/L(WMTCモード値) キャスター/トレール:27°00’/81mm ブレーキ(前/後):ドラム式/ドラム式 タイヤサイズ(前/後):90/90-10 50J(チューブレス)/90/90-10 50J(チューブレス)
【アクシスZ主要諸元】
全長×全幅×全高:1,790mm×685mm×1,145mm シート高:770mm ホイールベース:1,275mm 最低地上高:125mm 車両重量:100kg エンジン:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒124cc ボア経×ストローク長:52.4mm×57.9mm 圧縮比:10.2:1 最高出力:6.1kW(8.3PS)/7,000rpm 最大トルク:9.8N・m(1.00kgf・m)/5,000rpm 燃料タンク容量:5.5L 燃料消費率:51.9km/L(WMTCモード値) キャスター/トレール:26°30´/80 mm ブレーキ(前/後):ディスク式/ドラム式 タイヤサイズ(前/後):100/90-10 56J(チューブレス)/100/90-10 56J(チューブレス)
参考【スズキ アドレス125(新型の欧州仕様車)主要諸元】
全長×全幅×全高:1,825mm×690mm×1,160mm シート高:770mm ホイールベース:1,265mm 最低地上高:160mm 車両重量:105kg エンジン:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒124cc ボア経×ストローク長:- 圧縮比:- 最高出力:6.4kW(8.7PS)/6,750rpm 最大トルク:10.0N・m/5,500rpm 燃料タンク容量:5.0L 燃料消費率:- キャスター/トレール:- ブレーキ(前/後):ディスク式/ドラム式 タイヤサイズ(前/後):90/90-12(チューブレス)/90/100-10(チューブレス)
コンパクトなヤマハの原付二種スクーター・アクシスZとの主要諸元を比較してみよう。前後10インチホイールを採用したJOG125とアクシスZは、両車とも軽快でスポーティなフォルムが特徴だ。
JOG125はアクシスZよりも、さらに全長を50mm、ホイールベースを70mmショート化し、車体重量を5kg軽量化。この数値を見るだけでも新型のJOG125が、いかにコンパクトなのかが伺える。
エンジン形式、ボア経×ストローク長、圧縮比、最高出力、最大トルク、燃料消費率は同じ。コンパクト・軽量・フロント10インチのJOG125は、数値を見る限り、アクシスZよりも俊敏な動きができそう。なお、燃料タンク容量はアクシスZが1.5L大きい。
前ブレーキはJOG125がドラム式、アクシスZがディスク式。前後タイヤはJOG125が90mm幅、アクシスZは1サイズ太い100mm幅が選択されている。
価格はJOG125が1万6500円安。価格を抑えるため、前ブレーキ形式やタイヤサイズなど、細部に渡りコストダウンが検討されている模様だ。
JOG125・8つのポイント
JOG125の大きなポイントは、
1:ヤマハ原付二種スクーター最高レベルとなる、51.9km/Lという低燃費を実現(※1)
2:スムーズな加速を両立した、JOGシリーズ初の「BLUE COREエンジン」を採用(※2)
3:静粛なエンジン始動をもたらす「Smart Motor Generator」を搭載
4:ヤマハ原付二種スクーター最軽量となる95kgの車体(※3)
5:735mmの低シート高
6:リアブレーキ操作でフロントブレーキにもバランスよく効力を発生させる「UBS(Unified Brake System)」を採用
7:広いフートスペースと容量約21.3Lのシート下収納
8:スポーティでアクティブなボディデザイン
※1 WMTCモード:発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。数値は2022年10月現在(定地燃費値 57.7km/L)
※2 BLUE CORE:ヤマハが2014年より掲げる、「走りの楽しさ」」と「燃費・環境性能」の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「JOG125」のエンジンもこの“BLUE CORE”思想に基づき開発。商標登録第5676267号
※3 2022年10月現在
ヤマハ原付二種スクーター最高レベルの低燃費(51.9km/L)とスムーズな加速を両立
高効率燃焼、ロス低減、高い冷却性の3点を照準に開発し、走りの楽しさと燃費・環境性能を両立させる“BLUE CORE”エンジンをJOGシリーズとして初めて搭載。
燃焼室はパワーと燃費の両立を図るため、コンパクトに設計。高効率燃焼のポイントとなる圧縮比は、10.2:1とし、混合気のタンブル(縦渦)を効果的に生成。FIセッティングとの相乗効果で高出力と燃費性を備え、ヤマハ製原付二種スクーター最高レベルの低燃費(51.9km/L)とスムーズな加速を両立した。
静かなエンジン始動の「SMG(Smart Motor Generator)」を搭載
エンジンには「Smart Motor Generator」を搭載。この機能は、始動時はスターターモーターとして機能し、走行時はジェネレーターとして動作。これによって従来のスターターモーターと減速ギアが不要となり、軽量・コンパクト化と静かなエンジン始動を実現している。
95kgの超軽量な車体+735mmの低シート高がもたらす扱いやすさを実現
ヤマハ原付二種スクーターとして最軽量ながらも、ボディ剛性をバランスよく確保した新設計のアンダーボーン型フレームを採用。またクッションの硬さを調整し、足着きの良さと乗り心地を両立したシートは、735mmまで抑制。車体の軽さとあいまって、小柄なユーザーでも扱いやすく、安心感をもたらしてくれる。
また、ホイールベースやトレール量を最適化。加えてフロントサスペンションのバランス調整を行い、市街地での軽快な走りを実現している。
リアブレーキ操作でフロントブレーキにもバランスよく効力を発生させる「UBS(Unified Brake System)」を装備
リアブレーキ操作のみでも、フロントブレーキにもバランスよく効力を発生させる「UBS(Unified Brake System)」を装備。これにより制動時の車体挙動に穏やかさをもたらしてくれる。
広いフートスペース+容量約21.3Lのシート下収納スペースを確保
スペース効率を配慮した設計により、広いフートスペース&容量約21.3Lのシート下収納スペースを確保。また、フロントには600mlまでのペットボトルが入るトランクスペースや、折り畳み式フロントフック、タンデムライダーが握りやすいグラブバーを装備。充電などに活用可能なUSBソケットもアクセサリー設定済みだ。
スポーティでアクティブな親しみやすいデザイン
JOGシリーズのスポーティなイメージはそのままに、新時代のJOGシリーズを担うモデルとして、「Friendly、Lively、Sensuous」をキーワードに、まったく新しいスタイルにデザイン。
車体全体をコンパクトに設計し、軽さと取り扱いやすさを表現。フロントカウルと一体化したフラッシャー、サイドカバーの滑らかなボディラインがダイナミックで親しみやすい印象を与えている。