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トレリスフレームに43.5馬力エンジンを搭載!2024年発売を目指す
イタルジェット ドラッグスター500GP
その斬新なスタイルから、フリークからは“奇抜系スクーター”とも呼ばれるイタルジェットのドラッグスター。同車は1998年に登場。EICMA2019では125ccと200ccの新型モデルが発表され、国内では2022年に発売された。
今回発表された新モデルは、ドラッグスターのシンボルともいえる、蜘蛛の巣をイメージさせるトレリスフレーム(パイプを三角形状につなぎ合わせた形状)に、水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ450ccエンジンを搭載。
エンジンのボア径×ストローク長は、94.5mmx64mmという超ショートストローク型。一般的にボア径よりもストローク長の長いロングストローク型は、粘りのあるトルクフルな乗り味。一方、ショートストローク型はエンジンを回してパワーを稼ぐ、高回転型のレーシーな特性だ。最高出力は43Hp (43.5ps/32kW)/8000rpm、最大トルクは43Nm/6000rpmを発揮する。
“モーターサイクルとスクーターを融合”し、新たなジャンルを開拓
ドラッグスター500GPのポイントは、“モーターサイクルとスクーターを融合”し、既存のスクーターとは異なるジャンルを切り拓いていること。Vベルトとプーリーを備えた、スクーターならではのシフトレス&無段変速型の「駆動系」ではなく、6速リターン式のマニュアルトランスミッションを導入。エンジンから後輪への駆動は、チェーンを採用している。
フロントフォークは倒立型でインナー径はΦ47mm。リアサスペンションは油圧調整式ショックをツインで設置。前後ブレーキは、制動性に優れたディスク式とし、ABSを標準装備。
フロントはダブルディスク、前後ブレーキキャリパーは信頼あるブレンボ製を選択。フロントブレーキキャリパーの固定方法は、レーシーなラジアルマウント型。ホイールは前後とも15インチに設定。ピレリ製のタイヤは、フロント120-70-15、リア160-60-15をチョイス。
ドラッグスター500GPは、イタリア・ボローニャのイタルジェットスタイルセンターで開発。2024年の発売を目指している。
動画でチェック! ※ドラッグスター500GPは09:00より登場
イタルジェット・ドラッグスター500GP 主要諸元
全長:2045mm
全幅:750mm
乾燥重量:180kg
ホイールベース:1484mm
シート高:820mm
燃料タンク容量:12L
フレーム形式:トレリス型
エンジン形式:水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ
ボア径×ストローク長:94,5mm x 64mm
排気量:450cc
最高出力:43Hp (43.5ps/32kW)/8000rpm
最大トルク:43Nm/6000rpm
吸気系:フューエルインジェクション
クラッチ:多板式湿式クラッチ
トランスミッション:6速
フロントサスペンション:倒立型フォーク(インナー径Φ47mm)
リアサスペンション:油圧調整式ツインショックアブソーバー
フロントブレーキ:ダブルディスク型油圧式ディスク+ブレンボ製キャリパー+270mmディスクローター(ABS)
リアブレーキ:シングルディスク型油圧式ディスク+ブレンボ製キャリパー+230mmディスクローター(ABS)
タイヤ:前120-70-15(ピレリ製) 後160-60-15(ピレリ製)