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パリダカの特徴を忠実に再現
外装のイメージはコレ!
【HONDA】XL250R パリ・ダカール
【Born in1982】
パリ・ダカールラリーを制したXL500Rのイメージを踏襲し、オーバーフェンダーや21ℓのビッグタンク、トリコロールカラーを採用。この存在感、カッコ良すぎる! 復刻熱望!
本誌の2021年9月号で開発中としてイメージCGを紹介した「パリダカ」外装キット。そのプロトタイプがついにお披露目された。
正直なところ、CGを見た際、こんなの本当に完成するのかな……なんて思っていたわけだが、そこから約1か月でこの仕上がり。くっつけた感が強かったCGからは、想像もつかないほど新型グロムにフィットしているのには驚かされた。イメージベースとなった稀代の名車「XL250Rパリ・ダカール」の特徴がしっかりと再現され、パリダカならではのアクティブな存在感をこれでもかというほど主張している。
これらを製作したのはビーズガレージの湯浅さん。新型グロムを見た瞬間に閃いたのだとか。「最初に新型グロムを見たときに、ビッグタンクに見えたんですよ。これパリダカにしかなんないじゃんって(笑)。そこからパリダカの詳細な資料を取り寄せて、ビッグタンクの造形や、丸型のヘッドライト、オーバーフェンダーなど、核となる部分を試行錯誤して形にしました。ノーマルのヘッドライトを丸型に変更するのは大変だから、ライトカバーで丸く見えるようにしたり、リヤキャリアは溶接やパイプ径を考えて、車体が持ち上げられる強度を確保したり、色々こだわりました!」
気になる「パリダカキット」の内容は、フロントフェンダー、ライトカウル、タンクカバー、サイドカバーまでのFRP製品がセットとなり、10月上旬発売で価格は15万円程度を予定(プロトタイプでは薄型の加工シートが装着されているが、実際はノーマルシートに対応)。リヤキャリアやエンジンガードといった金属パーツはオプション設定となるそうだ。
タンクの凹凸形状まで再現したタンクカバー。ノーマルタンクに被せるだけなので、ビッグタンクではないが、その雰囲気はしっかりと味わえる。
OVERレーシング製チタンマフラーは市販モデルを装着。サイドカウルの下端角度とサイレンサー角度が揃っている。
ヘッドライトカバーとオーバーフェンダーの雰囲気がパリダカ感たっぷり。ノーマルヘッドライトを流用して、丸目に見せるアイデアも秀逸だ。こういった細かいこだわりがキットの至る所に搭載されている。
こちらのエンジンガードはリヤキャリア同様にオプションとなる予定。
ちゃんと実用できるようにと、耐荷重30kgぐらいをイメージして製作したリヤキャリア。湯浅さんが実際に詳細な設計図を書き、つくり上げたものだ。
ちなみにこのキットは無塗装の白ゲル状態で販売されるが、「ミニバイクは自分でカスタムやペイントするから楽しいんです。僕はイトシンの軒下整備工場(かつての本誌看板企画)でそう教わりました(笑)。自分でやるのはちょっと……という方は、販売店となるT・T・Rモータースの林君にお願いしましょう!」と湯浅さん。
王道のパリダカで攻めるもヨシ、マルボロカラーなどで自分なりにアレンジするもヨシ。そんな車両たちがズラリと並んでいる姿を想像すると、思わずニンマリしてしまう。
初代グロムベースのCB1100 TypeRレプリカも進化中!
2021年9月号で紹介した初期型グロムベースのCB1100typeRレプリカもこっそりと進化中。「マシン名貼るのにもベスト!」と新たにアンダーカウルが装着され、マシンの迫力が大幅アップ。もはやグロムの面影なし!
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