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ディテール解説
個性的なフロントマスク。左(写真右)側のヘッドランプがロービーム。逆がハイビームになっているモノフォーカス式LED。眉毛の様に精悍な表情を醸すLED式マーカーランプ。両脇後方のエア吸入ダクトが迫力もの。ランプ下部に見えるのは、ステアリングダンパーだ。
ゴールドに輝くφ43mmの倒立式フロントフォークはオーリンズ製の電子制御サスペンションを装備。ボトムのキャリパーマウント部分はフレームと同色処理された。標準仕様にはKYB製フォークが装備されている。フローティングマウントされたダブルディスクローターはφ320mm。対向4ピストンラジアルマウントキャリパーはアドヴィックス製。
もちろんオリジナルチューニングが施されているが、基本的にはYZF-R1のパワーユニットと共通。水冷DOHC16バルブの直(並)列4気筒エンジンは、圧縮比が13.0対1から12.0対1に下げられた。アンダーカウルの標準装備はSPの証。
ダミー ダミー
2段膨張室を採用する排気系。マフラーカバーデザインも一新しアルミカラーに変更。逆にステップステー周辺はフレームと同色の黒系に統一された。
スプールバルブ内蔵のオーリンズ製電子制御式サスペンションを装備。ボトムリンク式モノクロスサスペンションだ。標準仕様にはKYB製ショックが使われている。
装着タイヤは専用新開発されたブリヂストン製BATTLAX ハイパースポーツS22R。従来のS20より細いグルーブを多くあしらったパターンデザインが印象的。ブレーキはφ220mmのローターにNISSIN製シングルピストンのピンスライド式キャリパーが採用されている。
車幅は800mm。ブラックアウトされたパイプバーハンドルはテーパードタイプ。ハンドルホルダーが斜めにレイアウトされ、がっちりと剛性感がある。マスターシリンダーは別体式だ。
4.2インチサイズのTFTフルカラーディスプレイを採用したメーター。夜間やトンネル等では白黒反転表示となる。なお、スタンダード仕様にも新たに同様のフルカラーディスプレイが奢られた。イグニッションスイッチの右側には12V1Aのアクセサリーソケットがある。
テールビューのフィニッシュもスッキリと一新されている。レンズデザインも変更された。シートエンドにマウントされたテール&ストップランプはLED式。
ヤマハ・MT-10/〈MT-10SP〉 主要諸元
認定型式/原動機打刻型式:8BL-RN78J/N537E 全長/全幅/全高(mm):2,100/800/1,165 シート高(mm):835 軸間距離(mm):1,405 最低地上高(mm):135 車両重量(kg):212 〈214〉 燃料消費率(km/L):23.8(60km/h) 2名乗車時 WMTCモード値(km/L):15.6 1名乗車時 最小回転半径(m):3.4 原動機種類:水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ 気筒数配列:直列, 4気筒 総排気量(㎤):997 内径×行程(mm):79.0×50.9 圧縮比:12.0:1 最高出力(kW):122(166PS)/11,500rpm 最大トルク(Nm):112(11.4kgf・m)/9,000r/min 始動方式:セルフ式 潤滑方式:ウェットサンプ エンジンオイル容量(L):4.10(フィルター交換時) 燃料タンク容量(L):17(無鉛プレミアムガソリン指定) 燃料供給方式:フューエルインジェクション 点火方式:TCI(トランジスタ式) バッテリー容量/型式:12V-8.6Ah(10HR)/YTZ10S 1次減速比/2次減速比:1.634(67/41)/2.625(42/16) クラッチ形式:湿式多板 変速装置/変速方式:常時噛合式6速/リターン式 変速比: 1速…2.600 (39/15) 2速…2.176 (37/17) 3速…1.842 (35/19) 4速…1.578 (30/19) 5速…1.380 (29/21) 6速…1.250 (30/24) フレーム形式:ダイヤモンド キャスター(度):24°00′ トレール(mm):102 タイヤサイズ(前/後):120/70ZR17M/C (58W)(チューブレス)/190/55ZR17M/C (75W)(チューブレス) 制動装置形式(前/後):油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ 懸架方式(前/後):テレスコピック/スイングアーム(リンク式) サスペンションストローク(mm・前):120 乗車定員:2名
試乗後の一言!
凄まじいばかりの高性能ぶりには心底脱帽です。