魔裟斗さんも一目惚れ! ハーレーダビッドソン・BREAKOUTジャパンプレミア

春先にかけて新車投入シーズンを迎える中、先陣を切って報道発表会を行ったのはアメリカンブランドのハーレーダビッドソンだった。「新2023年日本モデルジャパンプレミア」と題された催しを開催。120周年記念限定モデルやニューモデル4機種の投入が既に話題になっているが、今回注目を集めたのはクルーザーカテゴリーに属す人気モデル「BREAKOUT」(ブレイクアウト)117 である。

REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO● 山田俊輔(YAMADA Shunsuke) / HARLEY-DAVIDSON JAPAN
取材協力●HARLEY-DAVIDSON JAPAN

ゲストに魔裟斗さんを招いて開催されたトークショー。ブレイクアウトに一目惚れした事をご自身のYouTubeで公表したご縁で実現。右の野田一夫(ハーレーダビッドソンジャパン代表取締役)氏からお揃いのオリジナル・レザージャケットをプレゼントされてご機嫌な様子。大型二輪免許取得宣言もされていました。

オシャレな代官山のスポットで話題提供

1月26日の正午から代官山のT-SITEで開催された報道発表会。それと並行して一般来場者を対象に出展車両のアンボックスセレモニー(木箱の梱包から最新機種が解き放たれる様子を披露)も開催された。
ちなみにステージとなった屋外センターウッドデッキには、29日(日曜日)まで限定展示が行われ、車両に跨がっての撮影が楽しめると言う。
  
同社は昨年の新規登録台数が約10,200台に達する人気ブランド。前年比で約35%の伸張を記録している。それを牽引する主力カテゴリーとして“クルーザー”の存在を見逃すことはできない。
古くから良く知られているのは「ローライダー」が有名だが、いま日本でも高い人気を誇っているのが「ブレイクアウト」だそう。バンク角は左右共に28.6度と浅く、手足を前方に投げ出して乗車する悠然たるライディングポジションは、いかにも大陸的なアメリカンテイストを象徴している。カスタムを楽しむベース車両としても注目され、大胆な前後ホイールサイズや、光り輝くクロームメッキパーツの多用など、細部まで拘り抜いたハイグレードな仕上がりも印象深い。
 
そんなブレイクアウトの最新モデルは、同社最大排気量のMilwaukee-Eight 117エンジンを搭載。また見るからにボリューム感の増した燃料タンク容量は、約5.7Lも増量された18.9Lに一新されている。これにより満タンで走れる航続距離が約100kmも伸びたと言うからロングツーリングでも心強い。
アメリカンユーザーの声として挙がっていた、「もっと力強く、もっと遠くまで」という要求に対応する高性能車へとリファンされたと言う。
ヘビーブリーザーインテークと呼ばれるエアクリーナーからオフセットショットガンエキゾーストと呼ばれる、キャタライザーを内蔵した2本のストレートマフラーまで、吸排気系も一新されている。
価格はゆうに300万円を超えているが、各部のデザインへの拘りや、クロームメッキ処理の美しい仕上がりを見ると、オーナーの満足度は侮れないだろう。
贅沢かつ魅力的な1台であることは間違いないが、果たして乗り味はどのような物なのか。試乗とともに少し遠くまで旅に出てみたい。そんな気分にさせてくれるバイクなのである。

フロントマスクはシンプルでスッキリとしたデザインに仕上げられている。
いかにもアメリカンクルーザーらしいロング&ローフォルムが印象深い。
吸気効率が高めれられたエアクリーナーも迫力物。
26本スポークデザインのアルミキャストホイール。サイズは18インチ。
使用部品のひとつひとつが丁寧に仕上げられている。

アンベールは魔裟斗さんと野田社長。

ハーレーダビッドソン・Breakout 117…….3,264,800円

ビビッドブラック

ブラックデニム…….3,319,800円
バハオレンジ…….3,319,800円
アトラスシルバーメタリック…….3,319,800円

「より力強く、そしてもっと遠くまで」のアメリカンニーズに応えた最新モデル。

外観8面(広報)写真

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著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…