目次
【TOPIC.01】バイク初の週刊誌広告でカブヌシの聖地となった!あの兵隊家は今!?
今も元気にカブで出前中 !
「ソバも元気だおっかさん…」で おなじみ、1960年の広告。東京・ 田園調布の「兵隊家」というお店で 撮影されたのだが、広告から60年 経った現在も、田園調布で元気に 営業中だ。
気取らない「町の蕎麦屋 」として愛されており、スーパーカブ50プロで地元の人達に美味しいソバを届けている。
【TOPIC.02】50年前のエンジンに良いところはあるの?OHVの⭕️と❌
部品が少なくて構造がシンプル !
OHVエンジンは、1958年の初代C100に搭載された。64年に は65ccモデルが、66年の第二世代スーパーカブC50のデビ ューで全エンジンがOHC化されたから、意外と製造期間が 短い。OHCと比べるとエンジンをかけるのにコツが必要だ が、プッシュロッドによる鼓動感があって味わい深い。
【TOPIC.03】カブが横型エンジンの理由
ステップスルーが必須条件 !
スーパーカブは本田宗一郎の「手の内に入るものを作れ」という言葉を旗印に開発が進められる。だから乗り降りしやすく、 またぎやすいステップスルーの車体構造が大前提で、車体に 合うエンジンが求められた。結果として、それまでに例を見 ないシリンダーが水平に近い横型エンジンが開発されたのだ。
【TOPIC.04】誕生当時、カブは高級車
大学初任給の約4倍! 現代換算だと約85万円!?
初代C100が発売された1958年の大卒初任給は1万3467円。C100の発売当時価格は5万5000円だから初任給の約4倍。2021年の同初任給は20万9884円だから、現在のレートで換算するとC100は約85万円となり、CB400スーパーフォアに近い。それだけの価値があったのだ!
【TOPIC.05】アカデミー賞で販売台数が激増!
ナイセスト・ピープル・キャンペーン続編
1963年にアメリカで大反響を呼んだ「ナイセストピープル・キャンペーン」に続けと、アメリカン・ホンダはアカデミー賞にスポンサー参加。1分30秒のテレビCM2本で30万ドル(約1億円)という大勝負をしかけ、65年のスーパーカブの販売台数はキャンペーン前の36倍に!
『YOU MEET THE NICEST PEOPLE ON A HONDA』の象徴とも言えるスーパーカブの輸出モデル、CA100。
【TOPIC.06】C50は前期と後期でライトが異なる
1966年に発売され、2012年フルモデルチェンジするまで、改良を加えられながら半世紀近くも作られたC50系のスーパーカブ。93年のマイナーチェンジでは、ヘッドライトのレンズがガラスから樹脂に変更されたが、大きさは変わらず。ヘッドライトリムごと交換すれば流用が可能だ。当時物カスタムとしてツウに人気のカスタムだ。
【TOPIC.07】90ばかりをもてはやさないで! 隠れた名機、C70
50の小さな車体にパワフルな90ccのエンジンを搭載 するC90をスーパーカブの名車として推す声は多い。 しかしそのパワーゆえにクラッチの減りが比較的早いという。その理由からパワーと耐久性のバランスに優れたC70を名機とするツウも多いのだ。
【TOPIC.08】伝説の180km/ℓは女性ライダーが樹立!?
発売当時「一般道では不可能」と言われたスーパーカブスーパーカスタムの燃費180km/L。記録樹立のために「体重40kg以下の小柄な女性ラ イダーが鈴鹿サーキットを周回した」なんて噂が飛びかった。でも勾配のないテストコースでの話と考えたら、あながち間違ってないかも!?
1983年発売、スーパー低燃費180km/Lをうたうスーパーカブスーパーカスタムのカタログ。スーパーな人とのコラボレーションでも有名。
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