目次
ディテール解説
左右シュラウドから一体デザインされたフェアリング&スクリーンはフレームマウント式。スマートに上手くまとめられ、なかなかスタイリッシュだ。
リーディングアクスルタイプのフロントフォークはショーワ(日立Astemo)製、φ43mmの倒立式だ。ダブルディスクブレーキはφ310mmのフローティングマウント式、油圧キャリパーはNISSIN製2ピストンのピンスライド式が採用されている。
新開発された水冷2気筒エンジンを搭載。フレームの剛性メンバーとしても寄与している。270度位相クランクを採用している。
右側に出されたショートアップマフラー。2室構造で径の異なる排気口が縦に重ねられている。
リンク部分はアルミ鍛造製、スイングアームはスウェージング加工が施されたアルミ押出材を使用。物ショックのボトム部にリンク構造を持つプロリンク式サスペンションを採用。7段のプリロード調節ができる。
リジッドマウントされたシングルのディスクローターはφ256mm。NISSIN製シングルピストンのピンスライド式油圧キャリパーが採用されている。装着タイヤはメッツェラー製KAROOストリート。
ブラックアウトされたパイプバーハンドルはテーパードタイプ。
5インチサイズのTFTメーター。フルカラー液晶式のマルチインフォメーションディスプレイを採用。背景色を黒くすることもできる。
パッセンジャーのグラブバーも考慮されたリヤキャリアが標準装備されている。灯火類は全てLED式だ。
主要諸元
XL750 TRANSALP
車名・型式:ホンダ・8BL-RD16
全長(mm):2,325
全幅(mm):840
全高(mm):1,450
軸距(mm):1,560
最低地上高(mm):210
シート高(mm):850
車両重量(kg):208
乗車定員(人):2
燃料消費率(km/L):34.5 (60km/h定地)〈2名乗車時〉
WMTCモード値(km/L):22.8 〈1名乗車時〉
最小回転半径(m):2.6
エンジン型式:RD16E
エンジン種類:水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒
総排気量(㎤):754
内径×行程(mm):87.0×63.5
圧縮比:11.0
最高出力(kW[PS]/rpm):67[91]/9,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):75[7.6]/7,250
燃料供給装置形式:電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式:セルフ式
点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
バッテリー:YTZ10S (12V-8.6Ah)
潤滑方式:圧送飛沫併用式
潤滑油量(L):3.9 (交換時・3.4、フィルター交換時・3.6)
燃料タンク容量(L):16
クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング式
変速機形式:常時噛合式6段リターン
変速比:
1速…3.000
2速…2.187
3速…1.650
4速…1.320
5速…1.096
6速…0.939
減速比(1次 / 2次):1.777 / 2.812
キャスター角(度):27゜00′
トレール量(mm):111
ハンドル切れ角(度):42゜
バンク角(度):40.5゜
タイヤ(前/後):90/90-21M/C(54H) バイアス、チューブ/ 150/70R-18M/C(70H) ラジアル、チューブ
ブレーキ形式(前/後):油圧式ダブルディスク / 油圧式ディスク
懸架方式(前/後):テレスコピック式 (倒立サス)/ スイングアーム式(プロリンク)
サスストローク(mm前/後):200/190(ホイールトラベル)
フレーム形式:ダイヤモンド
製造国:日本(熊本製作所)
試乗後の一言!
手頃な乗り味とゆったり感は、万能ツアラーに相応しい出来ばえ。