BMW Motorradから最高速280km/hの新モデル、「M1000XR」のプロトタイプを発表|最大出力200馬力のクロスオーバースポーツ

2023年6月7日(日本時間)、四輪でも有名なドイツの名門・BMW Motorradが、ブランド誕生100年を記念するアニバーサリーモデル「M1000XR(エム・セン・エックス・アール)」のプロトタイプを発表。M1000XRは、2020年に初公開された「M1000RR」、2022年に登場した「M1000R」に続く3機種目のMモデル。S1000XR、S1000RR、M1000RRをベースにしたM1000XRは、最高出力147kW(200馬力)オーバー、最高速度280km/hを発揮する。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
BMW Motorrad https://www.bmw-motorrad.jp/ja/home.html

BMW Motorrad M1000XR(プロトタイプ)

今回発表されたニューモデルのM1000XR(プロトタイプ)は、現行モデルのS1000XR、S1000RR、M1000RRをベースに、サーキット走行、峠、一般公道、ロングツーリングなど、様々な走行シーンを想定したクロスオーバースポーツモデル。

外観は現行モデルのS1000XRを踏襲。シャープなイメージのフロントカウル、自然なポジションのアップハンドル、長距離走行に便利な大型のガソリンタンクを装備するなど、アドベンチャーテイストに溢れたフォルムにアレンジ。

エンジンはスーパースポーツモデル・S1000RRの水冷4ストローク4気筒をベースに、タイミングとバルブリフト量を変化させるBMW ShiftCamテクノロジーを採用。最高出力は147 kW(200馬力)以上、最高速度は約280km/hを発揮する。

ハイパワーエンジンに対応するため、高速走行時に優れた走行安定性を生み出す「Mウィングレット(ホイールと路面との接触を最適化するための空力制御システム。フロントホイールに掛かる荷重を増やすことで、加速時のウィリー現象を抑制)」、ラジアルハンドブレーキポンプを備え、ブルーの陽極酸化コーティングを施したMブレーキ、倒立型フロントフォークも導入。

クロスオーバーモデルならではのシェイプアップされたボディは、燃料満タンの状態でわずか223kgという軽量化を実現。車両スペック・価格・発売時期等は、2023年後半に公開される予定。

The all-new BMW M XR Prototype — Road to The Third M Model at the Isle of Man TT

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