125ccなのに全長2195mm、車重167kgはデカいです!|キムコ・X-Town CT125試乗

今回は異色モデルの参考試乗。実は国内販売のラインナップにはまだ登場していない。新型モデルに違いはないが、国内導入検討中と言うことらしく、価格や販売計画、発売時期等、詳細については明らかになっていないのである。

REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●キムコジャパン株式会社

ディテール解説

左右セパレート・デザインの全4灯式ヘッドランプ。眉毛の様なLED式アクセント・ラインライトがフロントマスクを引き締める。

トレーリングアクスル・タイプのフロントフォークは成立式。シングルディスクブレーキには3ピストンのピンスライド式油圧キャリパーを装備。前後連動式が採用されている。

黒いエキゾーストパイプで導かれ、後輪右脇にサイドアップされたマフラー。

リヤエンドの両側に2本ショックがマウントされたユニットスイング方式のリヤサスペンション。

シングルディスクブレーキには、2ピストンのピンスライド式油圧キャリパーを採用。タイヤはチェンシン(CST)製チューブレスを装着。

比較的オーソドックスなデザインのハンドルまわり。バックミラーステーは中が抜かれたエアロデザインが印象的。

とても馴染みやすい標準的レイアウトの左側スイッチ。上から順にディマー、ウインカー、ホーンスイッチ。ホーンは咄嗟の時にも素早く押しやすい。
扱いやすい標準的な右側スイッチ。下から順にエンジン始動用のスターター、赤いのがキルスイッチ。向こう側の黄色はハザードスイッチだ。

液晶ディスプレイを中央に挟んで大きな丸型のアナログ式メーターを左右に振り分けたインストルメントパネル。左が速度計、内側にはマイル表示もある。右は100rpm刻み10,000rpmスケールの回転計。

前席のシートストッパー(腰当て)もデザインされた段付きの一体式タンデムシート。

シートは前ヒンジで開くダンパー付き。
ヘルメット1個分のスペースが確保されている。
ハンドルセンターのカバーを開けると、5V 2AのUSB電源ソケットが装備されている。
シート下収納スペースの左後方に標準装備された、12Vアクセサリー電源ソケット。

リヤのコンビネーションランプはLED式。グラブバーやフェンダーも機能的なデザインである。

主要諸元

全長×全幅×全高(mm):2195×800×1130
シート高さ(mm):765
ホイール ベース(mm):1513
乾燥重量(kg):167
燃料タンク容量(L):10.5

エンジンタイプ:水冷4ストローク単気筒
バルブステム:OHC 4バルブ
燃料システム:燃料噴射式
総排気量(cc):124.8
最高出力(kW/rpm):11 / 9,000
最大トルク(Nm/rpm):11.6 / 7,000
変速機:CVT(無段変速)
始動方式:セルフ式

サスペンション(前/後):テレスコピック/ダブルスイングアーム
ブレーキ(前/後):ディスク/ディスク
ホイール(前/後):120/70-13 アルミニウム合金/ 150/70-13アルミニウム合金

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著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…