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サイドバッグはあくまでもシートバッグのサブ的な立ち位置だ
「ここ最近、サイドバッグの売り上げが伸びているのは事実です。でも、我が社のボリュームとしてはシートバッグが7割、サイドバッグが2割、タンクバッグが1割というイメージで、サイドバッグはあくまでもシートバッグのサブ的な存在ですね」
〝モトフィズ〟ブランドを展開するタナックスの営業部長、重田真利さんはサイドバッグの売れ行きが好調な要因について次のように分析する。
「間違いなくキャンプツーリングブームのおかげですね。ひと昔前まではマニアックな趣味だったんですけど、昨今のブームによって一般ライダーも興味を示すようになった。でも、キャンプ用品をいきなりウルトラライト系で揃えるとかなりの金額になるので、そこそこのものをホームセンターなどで買う。すると、どうしても収納サイズが大きくなるので、シートバッグに収まりきらない。じゃあ、どうするかということでサイドバッグが選ばれているようです」
スーパースポーツ向けのカービングシェルケースを装着する
スイングアームにナンバープレートがマウントされている機種や、フェンダーレスキットを取り付けたバイクでも、このカービングシェルケースなら装着可能だ。このように、売れ筋のバイクの変化に合わせて設計を見直したり、新製品を投入するなどして高い汎用性を維持し続けているのがモトフィズの強みであり、キャンプツーリングを始めたいと思っているライダーにとっては心強い味方なのだ。