MVアグスタが931ccのアドベンチャーバイクを発表！ LXPオリオリ【EICMA2023】
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REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
MVアグスタ https://www.mvagusta.com/
※注：写真及び記事内容はすべて欧州仕様車／欧州仕様です
MV AGUSTA LXP ORIOLI（MVアグスタ LXPオリオリ）……2024年第1四半期末に発売予定
スタンダード
水冷4スト並列3気筒DOHC 4バルブ931ccエンジンは124馬力を発揮
MVアグスタが発表したNEWアドベンチャーモデル「LXPオリオリ」は、MVアグスタを復興させた「CAGIVA（カジバ）」の「CAGIVA ELEPHANT 900（カジバ・エレファント900）」をイメージして製作。“オリオリ（ORIOLI）”という名称は、1980年代から1990年代にかけて、パリ・ダカールラリーを4度制覇した伝説のライダー、エディ・オリオリ氏に由来する。
ボディサイズは全長2360mm、ホイールベースは1610mmとやや大柄。スポークタイプを採用したホイール（チューブレスリム＋アルミの無垢材を削り出し加工したハブを装備）は、前21インチ・後18インチの異径サイズに設定。オフロード走行もこなせるブロックパターンタイヤ（ブリヂストン Battlax AX41 チューブレス）は、前90/90-21・後150/70-18を選択。最低地上高は230mm、フロントホイールトラベルとリアホイールトラベルは各210mmを確保してオフロードの走破性を確保。シート高は850mmと870mmの二段階に調整可能だ。
57kgの軽量なエンジンは、水冷4ストローク並列3気筒DOHC 4バルブ931ccを搭載。最高出力は91kW（123.7ps）/10,000rpm、最大トルクは102Nm/7,000rpmを発揮する。ボア径×ストローク長はΦ81mm×60.2mmのスポーティなショートストローク型で、圧縮比は高圧縮型の13.4に設定。ミッションは6速リターン式。スムーズなシフトチェンジを可能にするスリッパークラッチも導入済み。
強靭なシャシーでオン・オフ問わずに走破！電子制御システムも充実
6軸IMU、ライドバイワイヤ、ABS、クルーズコントロール、クイックシフターなど豪華な電子制御システムも充実。走行モードはアーバン、ツーリング、オフロード、カスタム・オールテレーンの4種類に加え、トラクションコントロールは公道走行用に5段階＋オフロード走行用に2段階調整可能。なおトラクションコントロールはレインモード、またトラクションコントロールOFFも選択できる。
フレームは鋼管ダブルビーム型を採用。フロントフォークは倒立型Φ48mm、リアショックは両立のアルミスイングアーム＋モノショックをコーディネイト。フロントブレーキはラジアル型のブレンボ製4POTキャリパー＋Φ320mmディスクローターのWディスク式、リアブレーキはブレンボ製2POTキャリパー＋Φ265mmディスクローターを組み合わせ。
7インチのカラーTFTディスプレイは、BluetoothやWi-Fi接続も可能。MVアグスタの専用アプリ「MV Ride」を使えば、ナビゲーション表示、各種セッティングの変更、走行データのチェックもOK。地理の位置情報が統合された盗難防止装置も標準装備。ヘッドライトやテールランプなどの灯火類は、すべてLEDを採用。
LXPオリオリはクラッシュバー、アルミ製エンジンガード、追加ライト、容量39Lと32Lのアルミ製サイドケース（着脱可能）などが標準装備。ロングツーリングもこなせる、アドベンチャー車ならではの利便性の良さを獲得している。
また、MVアグスタとTermignoniが共同設計・開発した、政府承認済みのチタンエキゾーストを含むキットもあり。このチタンエキゾーストは、カーボンファイバーエンドキャップやヒートシールドを組み合わせ、スタンダード版よりも合計4kg以上の軽量化を実現している。なお、豪華な木箱に入ったキットには、モーターサイクルカバーや証明書も収納されている。
チタンエキゾースト装着車
アルミ製サイドケース装着車
キット・バイクカバー・証明書入りの豪華な木箱
ディテール
MVアグスタ LXPオリオリ 主要諸元
| 全長 (mm) | 2360 |
|---|---|
| 全幅 (mm) | 980 |
| ホイールベース (mm) | 1610 |
| 最低地上高（ｍｍ） | 230 |
| シート高 (mm) | 850 |
| シート幅補足 | 870 |
| 乾燥重量 (kg) | 224 |
| 乗車定員（名） | 2 |
| 原動機種類 | 4ストローク |
| 気筒数 | 3 |
| シリンダ配列 | 並列（直列） |
| 冷却方式 | 水冷 |
| 排気量 (cc) | 931 |
| カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
| 気筒あたりバルブ数 | 4 |
| 内径（シリンダーボア）(mm) | 81 |
| 行程（ピストンストローク）(mm) | 60.2 |
| 圧縮比（:1） | 13.4 |
| 最高出力（kW） | 91 |
| 最高出力（HP） | 124 |
| 最高出力回転数（rpm） | 10000 |
| 最大トルク（N・m） | 102 |
| 最大トルク（kgf･m） | 10.4 |
| 最大トルク回転数（rpm） | 7000 |
| 燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
| 燃料タンク容量 (L) | 20 |
| エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
| 点火装置 | フルトランジスタ式 |
| バッテリー容量 | 12V-12.6Ah |
| クラッチ形式 | 湿式・多板 |
| 変速機形式 | リターン式・6段変速 |
| 変速機・操作方式 | フットシフト |
| 動力伝達方式 | チェーン |
| スプロケット歯数・前 | 17 |
| スプロケット歯数・後 | 41 |
| フレーム型式 | 鋼管ダブルビームフレーム |
| トレール量 (mm) | 118 |
| ブレーキ形式（前） | 油圧式ダブルディスク |
| ブレーキ形式（後） | 油圧式ディスク |
| 懸架方式（前） | テレスコピックフォーク |
| フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
| フロントフォーク径（φ） | 48 |
| フロントホイールトラベル(mm） | 210 |
| 懸架方式（後） | スイングアーム式 |
| ショックアブソーバ本数（後） | 1 |
| リアホイールトラベル(mm） | 210 |
| タイヤ（前） | 90/90-21 |
| タイヤ（前）構造名 | バイアス |
| タイヤ（前）荷重指数 | 54 |
| タイヤ（前）速度記号 | Q |
| タイヤ（前）タイプ | チューブレス |
| タイヤ（後） | 150/70-18 |
| タイヤ（後）構造名 | バイアス |
| タイヤ（後）荷重指数 | 70 |
| タイヤ（後）速度記号 | Q |
| タイヤ（後）タイプ | チューブレス |
| ホイールリム幅（前） | 2.15 |
| ホイールリム幅（後） | 4.0 |
| ヘッドライトタイプ（Hi） | LED |
| テールライトタイプ | LED |
MVアグスタのスポーツDNAを継承するミドルスーパースポーツ「F3ロッソ」の軽快な走りを楽しむ｜F3 RRMVアグスタを代表するスーパースポーツといえば、750㏄から1000㏄へとスケールアップしていった直列4気筒のF4シリーズでした。しかし現在は、800㏄直列3気筒のF3へとバトンタッチしています。そんなF3シリーズのスタンダードモデルであるロッソに試乗してみました。
https://motor-fan.jp/bikes/article/32010/
350万円超の高級ネイキッド、MVアグスタ・ブルターレ1000RS｜208馬力エンジンは意外と街でも穏やかに走ってくれた！ブルターレはMVアグスタを代表するネイキッドスポーツブランドです。800㏄の3気筒モデルと1000㏄4気筒モデルがラインナップされていますが、今回試乗したのは1000RSというモデル。上位モデルの1000RRの高い機能を継承しつつ、公道モデルとしてより扱いやすくしてあるのが特徴です。というわけで、市街地を中心に走ってみました。 REPORT●栗栖国安（KURISU Kuniyasu） PHOTO●山田俊輔（YAMADA Shunsuke）
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走りに死角なし！ ショーの女王と称されたMVアグスタ・スーパーベローチェ8001965年に世界初となる4スト並列3気筒GPレーサーを投入したMVアグスタ。その伝説的なマシンをモチーフに作り上げられたのが、同じく直3エンジンを搭載するスーパーベローチェ800だ。世界限定300台の「セリエオロ」（3,520,000円）に続いてSTDグレードの生産が開始され、いよいよ日本に上陸した。ベースとなっているのは直3スーパースポーツのF3 800。ネオクラの皮を被った「ショーの女王」の走りやいかに。 REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 問い合わせ●MVアグスタジャパン（https://www.mv-agusta.jp/） 取材協力●MVアグスタ東京 ※2020年12月2日に掲載した記事を再編集したものです。 価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。
https://motor-fan.jp/bikes/article/11043/
