えっ、これもスーパーカブ!? |ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー

2023年12月3日(日)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された日本最大級のカスタムカー&カスタムバイクイベント「ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー(HCS)」。31回目を迎えるこのイベントには、ビルダーたちが手掛けたハイレベルな作品が全国から集結。ここではスーパーカブなど、ミニバイクベースにしたカスタムをご紹介しよう。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
イベント主催:ムーンアイズ https://www.mooneyes.co.jp/

出展:ROUTE696 和錆美 ベース車両:スーパーカブ50

スーパーカブ50をチョッパースタイルにカスタマイズ。フロントはアルミ削り出しステム&トップブリッジを使い、大アップハンドルとフォークブーツ付き正立型フロントフォークをセット。ヘッドライトは小径のベーツ型をチョイスしてアメリカンテイストをアップ。

吸気系はマニホールドの取り回しを左側に変更し、ヨシムラミクニTM-MJNΦ24を装着。排気系はチタン製のショート型アップタイプに変更し、サイレンサー部を右ボディにレイアウト。

メインフレームはネック部分を切断・溶接加工して延長。またスイングアームはアルミ製ロングタイプとし、ロングホイールベース化。

前後ホイールはノーマルと同寸の17インチだが、「UNION CYCLE」のカスタムホイールに変更し、足元をゴージャスにドレスアップ。前後タイヤは「Vee Rubber」の3.00-17サイズをチョイスしてビッグフット化。

カスタムシート、リアフェンダーのチョップ加工、アルミ削り出しステップ、カスタムミラーなど、細部まで丹念にカスタマイズされている。

出展:SOUL ART&ROD

カスタムショップ「SOUL ART&ROD」ブースに展示されたミニチョッパー。ワンオフのフレームや、超ロングなワンオフのスプリンガーフォークを導入するなど、ミニバイクながら見事なチョッパーフォルムを完成させている。

排気系にチャンバーが装備されたエンジンは、2ストスクーター用をドッキング。上下2段に設置された四角いヘッドランプ、超ロングタイプのハンドルポストに固定された大アップ型のロボットハンドル、前方にセットしたフォワードステップ、絶妙なアールを描くスライスシートなど、チョッパーならではのアイテムも随所に導入。

SOUL ART&ROD https://soulartandrod.jimdofree.com/

出展:ROUTE696 和錆美 ベース車両:スーパーカブ50/ジャズ50

スーパーカブ50のフロント周りと、ジャズ50のフレームを組み合わせたロー&ロング仕様のドラッグレーサーカスタム。四角いヘッドランプの上にハンドルポストをレイアウトし、ナロータイプのセミアップハンドルをロー気味に固定。

ガソリンタンクはメインフレームの下にセットし、大型のレーシングキャブレター・京浜CRΦ26を車体の左側に取り回し。シートはアルミのワンオフとし、カスタム度を大幅に向上。

出展:M&Fカビィ ベース車両:スーパーカブ50

カブ専門のカスタム&パーツショップ「M&Fカビィ」が製作した、チョッパーでもドラッグでもない、独自ジャンルの華麗なカブカスタム。ブラックカラーに彩られたフレーム&スイングアーム部は、純正をベースに丸管を駆使して取り回しなどを大幅に変更。絶妙なアールを描くオブジェのような美しい丸管は、まさにアートの領域。

フロント周りはCD50用を流用。ナローハンドル、オシャレな「MF Cuby」のロゴ、中間部より美しくカチ上げたショート型マフラー、メインフレームのアールに合わせてデザインされたカスタムシート、レトロなイメージの自転車用ペダル風キックアームなど、こだわりの手法が随所に施されている。

MFカビィ http://cuby.jp/

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