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出展:Remotion ベース車両:ホンダCBX1000
1979年(昭和54年)に登場したホンダCBX1000(正式なモデル名はCBX)は、空冷4ストローク並列6気筒DOHC 4バルブ1047ccエンジンを搭載した伝説のモデル。1978年(昭和53年)にリリースされた、水冷4ストローク並列6気筒DOHC 2バルブ1286ccエンジン搭載のカワサキZ1300と同様、“市販車では珍しい、ド迫力の6気筒エンジン車”として現在でもリスペクト。程度の良い車両は、超お宝モデルとして非常に高額な値段で取引されている。
CBX1000は欧米で販売。アメリカ仕様は大型ハンドルを装備したアップライトなポジション。ヨーロッパ仕様はハンドル位置が低く、ステップ位置を後退させた“ヨーロピアンスタイル”に設定。1981年(昭和56年)はカウルを装備するなど、ツアラーモデルとして発売された。
リア周りはドゥカティ1098の片持ち式プロアームを加工流用
写真はホンダのCBXやCB-FからRC17Eエンジン搭載のCB750(RC42)まで、数多くのカスタムやメンテナンスを実施するショップ「Remotion」が製作した、ホンダCBX1000ベースのカフェレーサーカスタム。フレームは後ろ半分を作り直し、車体はゼロベースで作成。様々な要素を取り入れながら、現在でも通用するデザインとポテンシャルに仕上げている。
ステアリングステムはRemotionのワンオフ。これにオーリンズ製倒立型フロントフォークをセット。ダブルディスク式のフロントブレーキは、ラジアルマウント型のブレンボ製4POTキャリパーを採用。前後ホイールはKINEOのステンレススポークタイプを選択。ホイール径は前後17インチとし、前3.50-17、後6.00-17に設定。
リアのスイングアーム周りは純正フレームを加工し、ドゥカティ1098の片持ち式プロアームを加工流用。違和感のないそのリアフォルムは、まさにお見事! の一言。
マシンのリアビューをワイルドなイメージに仕上げるRemotionのワンオフ6in6マフラーは、右3本出し・左3本出しのチタン製。なお製作金額は、ベース車両+400万円が目安。