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BMW M4 Coupe
フロントとリヤにデザイン変更
ニュルブルクリンク周辺の一般道で撮影されたプロトタイプは、フロントエンドのカモフラージュが以前よりも減らされておりディテールが確認できる。ヘッドライトは、ブーメラン型のLEDデイタイムランニングライトを備えた新しいグラフィックに変更されている。グリル下部の左右には、ハニカムメッシュのエアインテーク、バンパーの両端にスリムなエアカーテンが配置されている。また、ボディ下部から覗くスプリッターは、現行モデルよりもアグレッシブなイメージを醸し出しているように見える。
リアエンドには、大型のディフューザーと円形のクワッドエキゾーストパイプが見える。LEDテールライトは偽装レンズで覆われているが、内部グラフィックが新設計されるはずだ。
キャビン内は、12.3インチのデジタル インストゥルメント クラスターと14.9インチのインフォテインメントシステムで構成されるBMWカーブドディスプレイを装備している。これは現行モデルと同様と推測するが、オペレーティングシステムは最新のバージョン「OS9」にアップグレードされる可能性が高い。
「M4 コンペティション」は620PSとの噂も
最大の注目は動力性能の向上だ。8速ATと全輪駆動システムを組み合わせた現行M4クーペは、3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する。このエンジンは最高出力480PS、最大トルク550Nmを発揮するが、高性能な「コンペティション」では、510PSと650Nmにアップされている。
LCIではコンペティションの最高出力が525PSに向上すると予想されていたが、最新情報によると620PSまで高められる可能性があるという。その場合、ベースとなるM4クーペも大幅にパワーアップされることが考えられる。M4改良新型のワールドプレミアは、2024年前半と予想されている。