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MINI Cooper S
幅広いパワートレインの選択肢を用意
フル電動モデルが先行デビューした新世代MINI 3ドアに、待望の内燃機関モデルが登場した。コンパクトなサイズから最大限の居住空間を提供するという、初代ミニからのコンセプトを継承している。
「MINI クーパー S」に搭載される2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジンの最高出力は150kW(206PS)、最大トルクは300Nmを発揮し、0-100km/h加速は6.6秒。一方、ベーシック仕様の「MINI クーパー C」は最高出力115kW(157PS)、最大トルク230Nmを発揮する1.5リッター直列3気筒エンジンを搭載。0-100 km/h加速は7.7秒というスペックが与えられた。
MINIブランドを率いるステファニー・ヴルストは、新型MINI 3ドアへのガソリンエンジン搭載モデルの追加を受けて次のようにコメントした。
「MINIブランドは『Power of Choice』を掲げています。この言葉通り、フル電動パワートレインのMINI 3ドアに続き、ガソリンエンジンを搭載した新型MINI クーパー CとMINI クーパー Sを追加することになりました。このクルマはクラシカルなMINI 3ドアに乗りたい、伝統的な性能と特徴的なエンジンサウンドを楽しみたいというすべての人々にとって最適なチョイスとなるでしょう」
クラシック・ミニをオマージュしたインテリア
クラシック・ミニからインスパイアされたインテリアは、EV仕様と同様に新開発のステアリングホイール、タッチディスプレイ機能を備えた円形有機ELディスプレイ、MINI伝統のトグルバー、2トーンカラーで纏められたテキスタイル・ダッシュボードが採用された。
ゆとりあるスペースを備えたモダンなインテリアには、オプションとして「パノラミック・ガラスルーフ」を用意。広大なガラスルーフは、明るくフレンドリーな雰囲気を室内にもたらしてくれる。また、ラゲッジスペースは通常210Lから「60:40」分割可倒式リヤシートを畳むことで、最大725Lまで拡張することができる。
「パーキングブレーキ」「ギヤセレクター」「スタート/ストップキー」「エクスペリエンスモードトグル」「ボリュームコントロール」は、すべてトグルバーから直接操作可能。センターコンソールのギヤレクターがあったスペースには、新開発のワイヤレス充電シェルフがレイアウトされており、ここにスマートフォンを置くことで充電することができる。
「MINIオペレーティング・システム9」も搭載し、「MINIインタラクション・ユニット」はドライバーが操作しやすい場所にレイアウト。高品質のガラスエッジを備えた240mm高解像度薄型有機ELディスプレイの操作感は、スマートフォンに似ており、直感的なタッチ操作が可能となっている。