改良新型「BMW 4シリーズ 」が2024年3月から販売スタート

改良新型「BMW 4シリーズ クーペ」「4シリーズ コンバーチブル」がデビュー「新形状LEDヘッドライト導入」【動画】

「BMW 4シリーズ クーペ」改良新型の走行シーン。
ヘッドライトをはじめ、エクステリアが刷新された「BMW 4シリーズ クーペ」と「BMW 4シリーズ コンバーチブル」。
BMWは「4シリーズ クーペ/4シリーズ コンバーチブル」のフィイスリフトを実施した。今回、新形状のLEDヘッドライトを採用するなど、エクステリアを刷新。インテリアは新デザインのステアリングホイールをはじめ、コクピットシステムを最先端の仕様にアップデートした。生産はドイツ・ディンゴルフィング工場で行われ、世界市場での販売は3月から開始される予定だ。

BMW 4 Series Coupe / 4 Series Convertible

新たな表情が与えられたLEDヘッドライト

特徴的な縦型BMWキドニー・グリルに、薄型LEDヘッドライトが組み合わせられた「BMW 4シリーズ」。今回のフェイスリフトでは、ヘッドライトのLEDライト機構のデザインが変更を受けた。
特徴的な縦型BMWキドニー・グリルに、薄型LEDヘッドライトが組み合わせられた「BMW 4シリーズ」。今回のフェイスリフトでは、ヘッドライトのLEDユニットのデザインが変更を受けた。

今回のフェイスリフトでは、スポーティな力強さとエレガンスさの両立が、新型4シリーズのデザインアップデートに課されたテーマとなった。 4シリーズ クーペと4シリーズ コンバーチブルは、ヘッドライトをはじめとするディテールに変更を加えることで、それぞれの個性がより明確に表現されている。

特にヘッドライトは、視覚的にも機能的にも大幅な進化を果たした。ヘッドライト内部のLEDユニットのデザインが変更され、新たな構造を導入。ロービームとハイビームは単一のLEDモジュールから生成され、縦長矢印の形状を持った2基のLEDユニットが、サイドライト/デイタイムドライビングライト/ウィンカーの機能を担う。

オプションとして、眩惑防止マトリックスハイビームを備えた「アダプティブLEDヘッドライト」も用意されており、こちらはアーバンライトとコーナリングライト機能を備えたブルーのインレイを搭載。「Mスポーツパッケージプロ」か、アダプティブLEDヘッドライトを装着すると、ダークインナーアクセントを備えた「Mシャドウラインライト」を追加することもできる。

リヤセクションには、強力なレーザーライトを備えたテールライトを装備。こちらは1000台限定で生産された「BMW M4 CSL」で初採用された技術を採り入れたもので、立体的なレーザーダイオードが光ファイバーの束を照射し、複雑な光のグラフィックが表現される。

エクステリアカラーに2つの新色を追加

「BMW 4シリーズ クーペ」改良新型のエクステリア。
標準のエクステリアカラーは、2種類のソリッドペイントと、8種類のメタリックペイントを用意。新たにケープ・ヨーク・グリーン・メタリックと、写真のファイヤー・レッド・メタリックが追加された。

エクステリアカラーはソリッドペイント2色とメタリックペイント8色から選択可能。「ケープ・ヨーク・グリーン・メタリック(Cape York Green metallic)」と「ファイヤー・レッド・メタリック(Fire Red metallic)」が新たにラインナップに加わった。また、幅広いカラーを展開する「BMW インディビジュアル」の特別色を選ぶことも可能だ。

今回、新デザインを纏った3種類の19インチホイールを設定された。ダブルスポークデザインの「Mライトアロイホイール」は、ジェットブラック仕上げか、バイカラー仕上げから選ぶことができる。

オプションとして用意された「Mスポーツパッケージ」を装着することで、ダイナミックなエクステリアに個性を加えることも可能。ハイグロスブラックのリヤディフューザーエレメントや、リヤエプロン一体型エキゾーストテールパイプの直径を90mmから100mmに拡大するなど、4シリーズのエクステリアにレーシーな個性を追加することが可能となっている。

新形状のレザーステアリングホイール

「BMW 4シリーズ コンバーチブル」改良新型の走行インテリア。
コクピットには、多角形リムと2本のスポークを持つ「スポーツレザーステアリングホイール」が標準装備。オプションで、フラットボトム形状の「Mレザーステアリングホイール」を選ぶこともできる。

コクピットには、モダンでスポーティなデザインを持つ最新世代のステアリングホイールを導入。標準で多角形リムと2本のスポークを持つ、新デザインのスポーツレザーステアリングホイールが装備される。また、「Mスポーツパッケージ」装着車両は、3本スポーク&フラットボトム形状で、センターマークを備えた「Mレザーステアリングホイール」を装備。どちらのステアリングホイールにも、照明付きマルチファンクションボタンと、ギヤシフトパドルが搭載される。

今回、クイックセレクトを備えた最新仕様の「BMW iDrive」が導入されたことで、ベンチレーションとクライメートコントロール機能の操作性が大幅に向上。これにより、コクピット内の物理ボタンやコントロールノブの数を減らすことが可能になった。室内温度選択、換気レベル、シートとステアリングホイール・ヒーターの調節は、「BMWカーブドディスプレイ」を介してタッチ操作で行えるほか、「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」の音声コマンドでも調整することができる。

標準装備のスポーツシートは、センサテック・パーフォレーテッド・インテリア・サーフェイス。オプションの装飾キルティング付ヴェルナスカレザートリムには、新たにブラック/レッドのバイカラーが追加された。また、どちらのモデルでもBMWインディビジュアル・メリノレザートリムを選ぶことも可能となっている。

ガソリンとディーゼルの豊富なラインナップを展開

「BMW 4シリーズ クーペ」改良新型のエクステリア。
高効率ガソリンターボとディーゼルターボ、さらに48Vマイルドハイブリッド搭載モデルなど、豊富なパワートレインが用意された。

パワートレインは、BMWツインパワーターボを採用した高効率ガソリンエンジンとディーゼルエンジン、48Vマイルドハイブリッドテクノロジー搭載モデルをラインアップ。48Vマイルドハイブリッドは、急加速時などに8kW(11PS)の追加パワーを供給する。また、すべてのモデルに8速ATが搭載される。

「420i クーペ/420i コンバーチブル」は、最高出力150PS、最大トルク300Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ツインパワーガソリンターボを搭載。「430i xDrive クーペ/430i xDrive  コンバーチブル」は、最高出力248PS、最大トルク400Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ツインパワーガソリンターボを搭載し、「BMW xDrive」を介して4輪を駆動する。ハイパフォーマンス仕様の「M440i xDrive クーペ/M440i xDrive  コンバーチブル」は、3.0リッター直列4気筒ツインパワーガソリンターボに、48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせられ、最高出力379PS、最大トルク500Nmを発揮する。

「420d クーペ/420d コンバーチブル」は、最高出力192PS、最大トルク400Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ツインパワーディーゼルターボを搭載。「420d xDrive クーペ/420di xDrive  コンバーチブル」は、2.0リッター直列4気筒ツインパワーディーゼルターボに、48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせられ、最高出力192PS、最大トルク400Nmを発揮する。「430d xDrive クーペ/430di xDrive  コンバーチブル」は、3.0リッター直列4気筒ツインパワーディーゼルターボに、48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせられ、最高出力289PS、最大トルク650Nmを発揮。ハイパフォーマンス仕様の「M440d xDrive クーペ/M440d xDrive コンバーチブル」は、3.0リッター直列6気筒ツインパワーディーゼルターボに、48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせられ、最高出力344PS、最大トルク700Nmというスペックが与えられた。

「BMW 4シリーズ 」改良新型を動画でチェック!

BMW M4 クーペ改良新型の走行シーン。

BMW「M4 クーペ」「M4 コンバーチブル」の改良新型デビュー「最高出力が20PS以上アップ」【動画】

モータースポーツからフィードバックされた技術に磨きをかけ、エクステリアをアップデート。「M4 クーペ」「M4 コンバーチブル」の改良新型は、BMWグループのドイツ・ディンゴルフィング工場で生産。2024年3月から生産が開始され、世界各地へデリバリーが行われる。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…