【WEC】フェラーリが「499P」の2024年シーズン仕様を公開

WEC制覇を狙うフェラーリ「499P」の新カラーリングは「伝統と革新をイメージした新デザイン」【動画】

2024年シーズンのフェラーリ・AFコルセは、マニュファクチャラーズ選手権ランキング2位を得た6名のドライバーラインアップが継続されることになった。写真は50号車をドライブする、フォコ、モリーナ、ニールセン。
2024年シーズンのフェラーリ・AFコルセは、マニュファクチャラーズ選手権ランキング2位を得た6名のドライバーラインアップが継続されることになった。写真は50号車をドライブする、フォコ、モリーナ、ニールセン。
2月18日のエンツォ・フェラーリ生誕記念日に、フェラーリは2024年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスに参戦する「499P」のカラーリングを公開した。3月2日にカタールので開催されるWEC開幕戦「カタール1812kmレース」に、フェラーリAFコルセは50号車と51号車の499Pを投入する。

Ferrari 499P

6名のドライバーラインアップを継続

2024年シーズンのフェラーリ・AFコルセは、マニュファクチャラーズ選手権ランキング2位を得た6名のドライバーラインアップが継続されることになった。写真は50号車をドライブする、フォコ、モリーナ、ニールセン。
2024年シーズンのフェラーリAFコルセは、マニュファクチャラーズ選手権ランキング2位を得た6名のドライバーラインナップが継続されることになった。写真は50号車をドライブする、フォコ、モリーナ、ニールセンの3名。

今回公開された2024年シーズン用のフェラーリ 499Pは、ル・マン24時間レースを制した2023年仕様のカラーリングをベースに、新たな時代を見据えた革新的な要素が加えられた。

2023年シーズンにデビューした499Pは、1973年シーズンに投入された「312PB」のカラーリングをオマージュし、イタリアンスポーツスピリットの代名詞であるフェラーリ・レッドと伝統のジャッロ・モデナ・イエローが組み合わせられた。そのアグレッシブなリバリーは、499Pのプロトタイプレーシングカーらしい彫刻的でダイナミックなラインを強調し、高い人気を集めている。

昨年同様、フェラーリAFコルセは、50号車をアントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセンの3名がドライブ。51号車をアレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィがステアリングを握る。

ジャッロ・モデナ・イエローを拡大

2024年仕様のカラーリングは、F2007をイメージしたフェラーリ・レッドをベースに、鮮やかなジャッロ・モデナ・イエローのスペースが拡大された。
2024年仕様のカラーリングは、F2007をイメージしたフェラーリ・レッドをベースに、鮮やかなジャッロ・モデナ・イエローのスペースが拡大された。

2023年仕様のカラーリングをベースに、ボディとコクピットを2つのカラーブロックで強調し、流れるようなリズムを生み出すことを目的にアップデート。さらに2つの色相をブレンドすることで立体感を強調している。

ボディワークの深みのあるフェラーリレッドは、2007年シーズンのF1グランプリに投入された「F2007」からインスピレーションを得て採用。夜間や視界の悪いコンディションでの視認性が求められるハイパーカー向けに、光沢のある新しいエレメントが加えられた。

ジャッロ・モデナ・イエローはコクピット全体を取り囲み、その重要性をアピール。イエローの新しいグラフィック要素は、リヤホイールアーチ付近のボディワーク下部、テールフィン上部、リヤウィングエンドプレートの内部に採り入れられ、ダイナミズムとスピード感を際立たせている。

フェラーリ 499Pの2024年仕様を動画でチェック!

フェラーリ・AFコルセは、2023年と同じドライバーラインアップで、2024年シーズンのWECに挑む。

フェラーリのWECハイパーカークラス参戦体制「3台の499Pで狙うはル・マン24時間連覇とWEC制覇」

2024年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに、フェラーリは「499P」を3台投入する。ファクトリーチームのフェラーリ・AFコルセは、昨シーズンに続き50号車と51号車の2台体制。さらにAFコルセの83号車をロバート・クビサ、イェ・イーフェイ、ロバート・シュワルツマンの3名がドライブする。

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