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絶滅危惧種に今こそ乗りたい!
Recommend:1 アウディR8 & ウラカンSTO、両車のV10の余韻
2006年にデビューしたアウディR8だが、残念ながら先ごろ生産終了がアナウンスされた。
当初は4.2リッターV8が搭載されていたが、早い段階で名機とほまれ高い珠玉の5.2リッターV10ユニットに換装されている。
出自を同じとする5.2リッターV10を搭載するもう1台がランボルギーニ・ウラカンSTOだ。ウラカンも次期モデルは電動化されることが決まっており、R8と同様、5.2リッターV10を味わえるのが現行モデルがラストチャンスとなる。
今回は2台を連れ出し、箱根ターンパイクで珠玉のV10を味わ尽くしてきた。
Recommend:2 今がラストチャンス! 12気筒のサルーンを慈しむ
クルマ好きなら「12気筒」という言葉に惹かれてしまう気持ちはわかるだろう。スーパーカーをはじめとする超プレミアムなクルマにとって、12気筒エンジン搭載は勲章のようなものである。
だが環境問題への対応によって、これからの時代は12気筒エンジンが激減してしまうかもしれない。GENROQ4月号の特集「絶滅危惧種の咆哮」では、もはや風前の灯である12気筒ハイエンドサルーンを取り上げる。
1台はベントレー・フライングスパー・スピード。このクルマはW12気筒という特殊なメカニズムの12気筒エンジンを搭載しているが、このW12気筒は2024年春をもって生産が終了する。そしておそらくベントレーは今後12気筒エンジンを作ることはない。
もう1台はメルセデス・マイバッハ S 680。SOHC3バルブという現在では希少なシステムを持つこの12気筒も、正式は発表こそないが、おそらくこの世代で終了する。楽しむなら今しかない珠玉の12気筒サルーンの魅力を考察する。
Recommend:3 勇退が決まった4気筒の世界遺産!
等身大のポルシェと究極のホットハッチ。一見何の共通項も見出せそうにないポルシェ718ケイマンとルノー・メガーヌR.S.だが、比較的手に入れやすい価格帯のスポーツカーとして、長らくクルマ好きから熱い支持を得てきたという事実に異論を挟む余地はないだろう。
そして、ともに近々姿を消す運命にある。灯火消えんとして光を増す――そのことわざの通り、いまこそ強い輝きを放つ駿馬たちに別れを告げる。詳しくは60ページからをチェック!
Information
GENROQ 2024年4月号
発売日:2月26日(月)発売
特別定価:1100円(税込)
PHOTO/ 小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)、平野 陽(Akio HIRANO)、篠原晃一(Koichi SHINOHARA)
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