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ALPINE A290
より現実的なエクステリアデザインに変更
エクステリアは昨年発表されたコンセプトカー「A290_β」を踏襲している印象だが、フロントバンパーは控えめな形状に変更されている。サイドミラーは大型化されており、リヤドアのハンドルも確認できる。後部は明らかにコンセプトモデルからモディファイされており、スポイラーとバンパーおよびディフューザーはマイルドなデザインに変更されている。
一方で、スポーティなサイドスカートや強調されたフェンダーフレア、ホイール、縦長のテールライトなどはコンセプトカーとの共通点も感じられる。
約270PSのホットハッチ
このアルピーヌの電動ホットハッチは、「ルノー 5」をベースとしCMFB-EVプラットフォームを採用する。パワーユニットについてアルピーヌは口を閉ざしているが、コンセプトカーは2基のモーターをフロントに搭載していた。これまでの報道によれば、量産モデルでは200 kW(273 PS)を発生するシングルモーターの採用が濃厚なようだ。また、ブレーキとサスペンションの独自なセットアップによって、ルノーの同型車と差別化が図られる。
デビューは今年6月の予定
量産車には、19インチホイールに3種類のミシュランタイヤを装着することが確認されている。スポーツ性能の高い「Pilot Sport S5」のほか、効率性を重視した「Pilot Sport EV」、そしてウインタータイヤの「Pilot Alpin 5」から選択できる。A290のデビューは、2024年6月とアルピーヌは明言している。