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Volkswagen ID.7 Tourer
アッパーミッドサイズ初の電動ワゴン
フォルクスワーゲンは、フル電動フラッグシップ「ID.7」に、実用的なラゲッジルームを持つエステートタイプ「ID.7 ツアラー」を追加した。内燃機関/ハイブリッドモデルではパサート ヴァリアントをラインナップするフォルクスワーゲンだが、ID.7 ツアラーはアッパーミッドサイズクラス初のフル電動ステーションワゴンとなる。
フォルクスワーゲンはこれまでワゴンモデルに「ヴァリアント」や「エステート」といったネーミングを使ってきた。今回、フル電動モデルのID.7には「ツアラー」という名称を採用。空力的に不利なワゴンボディにも関わらず、ファストバックスタイルのID.7とほぼ変わらない、Cd値0.24を実現している。
2種類のバッテリーサイズを展開し、効率性を徹底的に追求したことで最大航続距離は685 km(WLTP)を実現。最大200kWの充電システムに対応し、30分以内で10%から80%までバッテリーを充電することが可能となっている。
ID.7 ツアラーは、ID.7やID.4とともに、ドイツ・エムデンのEV専用工場で生産。ヨーロッパにおける予約はすでにスタートしており、デリバリーは2024年第1四半期から行われる予定だ。
フォルクスワーゲンAGのセールスス・マーケティング・アフターセールス担当取締役のイメルダ・ラベは、ID.7 ツアラーについて、「新型ID.7 ツアラーは、ファミリー層や長距離を走るドライバーにとって、完璧なエステートモデルだと言えるでしょう。十分なスペースと高い快適性を備えながら、600kmを超える航続距離を実現しました」とコメントした。
最大1714Lに拡大するラゲッジルーム
ID.7 ツアラーのエクステリアは、ID.7のシンプルでミニマルなデザインに、エレガントなルーフラインと、ワゴンらしいトランクリッドが組み合わせられた。フォルクスワーゲンはパサート ヴァリアントのクラシカルなエステートスタイルと、アルテオンのなダイナミックなシューティングブレークのスタイルを融合させている。
フォルクスワーゲンが独自開発したフル電動モデル用プラットフォーム「MEB」をベースに開発。ショートオーバーハング&ロングホイールベースにより、広大な室内スペースが確保された。5名乗車の状態でラゲッジルームは最大容量605L、4:2:4分割可倒式リヤシートを倒すことで、奥行き約2m、最大容量1714Lにまで拡大する。
AR対応ヘッドアップディスプレイを標準搭載
コクピットはAR(仮想現実)対応ヘッドアップディスプレイ、15インチインフォテインメントシステムスクリーン、クライメートコントロールが統合された最新インフォテインメントシステムを標準装備。ディスプレイにはバックライト付きタッチスライダーを備えており、自由にスイッチ類の機能を割り充てることができる。
シートにはマッサージ機能と電子制御調光式サンルーフをオプションで用意された。透過レベルを調節できるスマートガラスを採用した新開発「パノラミックサンルーフ」は、不透明/透明をタッチコントロールと音声で変更することができる。フロントシートには、フォルクスワーゲンで初めて、冷房/暖房/ドライ機能を備えた「アダプティブ・シート・クリマトロニック」がオプションで用意された。
ID.7には「ウェルネス・イン・カー(Wellness In-Car)アプリ」にも対応。あらかじめ設定された3つのプログラム(フレッシュアップ/カームダウン/パワーブレイク)に合わせて、車両の様々な機能を調整することができる。このアプリを介して、アンビエント照明、オーディオサウンド、空調、スマートガラス機能、シート空調、シートマッサージ、インフォテインメントスクリーンにアクセスすることができる。