メルセデス・ベンツの携帯充電システム「フレキシブル・チャージング・システム・プロ」

メルセデス・ベンツの携帯充電システム「フレキシブル・チャージング・システム・プロ」でどこでも充電が可能に?

メルセデス・ベンツは、新型「フレキシブル・チャージング・システム・プロ」の販売を、EU諸国、英国、スイスでスタートした。
メルセデス・ベンツは、新型「フレキシブル・チャージング・システム・プロ」の販売を、EU諸国、英国、スイスでスタートした。
メルセデス・ベンツが、新型携帯充電システム「フレキシブル・チャージング・システム・プロ(Flexible Charging System Pro)」を発表した。最大充電容量22kW、家庭用コンセント、三相コンセント、公共充電スタンドなど、様々な電源に対応する。

Flexible Charging System Pro

ヨーロッパのほぼ全ての電源や充電器に対応

出先でもコンセントさえあれば、EVやPHEVに充電可能なメルセデス・ベンツの「フレキシブル・チャージング・システム・プロ」。
コンパクトに持ち運ぶことができる「フレキシブル・チャージング・システム・プロ」は、付属のアダプターを使えば、1本の充電ケーブルでヨーロッパにおける、ほぼすべてのソケットタイプや公共充電ポイントへの接続が可能となっている。

自宅でも、職場でも、休日のお出かけ先でも、そして屋内でも屋外でも……。メルセデス・ベンツの「フレキシブル・チャージング・システム・プロ」は、電気自動車やプラグインハイブリッドへと手軽に充電できる、オールインワン型携帯充電システムだ。

建物の電力使用状況、車両の装備、アダプターの種類にもよるが、フレキシブル・チャージング・システム・プロは最大22kW容量の充電が可能となっている。プラグを差すだけで、最適な充電電力を自動検出・調整。搭載センサーと安全機能により、使用時には最大限の安全性が確保されている。

フレキシブル・チャージング・システム・プロによる充電は、ヨーロッパ圏内であれば、海外旅行中でも簡単に行うことができる。付属のアダプターを使えば、1本の充電ケーブルでヨーロッパのほぼすべてのソケットタイプや公共充電ポイントへの接続が可能。充電システム自体が自ら検出し、最適な充電電力を設定する。さらに盗難防止のため、付属の壁掛け用固定具を使って充電システム自体を壁に取り付けることも可能だ。

フレキシブル・チャージング・システム・プロは、メルセデス・ベンツの他のアクセサリーと同様、最大限の安全性を追求して設計。短時間の水没であっても漏水しない防水構造も導入された。

メルセデス・ベンツ以外の車両にも対応

出先でもコンセントさえあれば、EVやPHEVに充電可能なメルセデス・ベンツの「フレキシブル・チャージング・システム・プロ」。
フレキシブル・チャージング・システム・プロは、タイプ2のプラグを採用していれば、メルセデス・ベンツ以外の電気自動車やプラグインハイブリッドにも充電することができる。

フレキシブル・チャージング・システム・プロは、タイプ2のプラグを採用していれば、メルセデス・ベンツ以外のEVやプラグインハイブリッド車両との互換性も与えられている。ただ、最大容量で充電するためには、最大22kWまで充電可能な車載充電器(コード84B)を車両へと取り付ける必要がある。

今回、「メルセデス・ベンツ・チャージャー・アプリ(Mercedes-Benz Charger App)」にも対応。登録ユーザーは、すべての充電プロセスをこのアプリを介して行うことができる。すべての充電プロセスが保存され、詳細に記録、充電履歴に表示される。現在の電力、充電時間、供給エネルギー、充電エネルギーなどの重要な情報は、いつでもグラフィック表示され、充電状況をリアルタイムにチェックすることも可能だ。

フレキシブル・チャージング・システム・プロの重量は約5kg。メルセデス・ベンツ・デザインによる専用バッグに、すべてのコンポーネントがコンパクトに収納される。現在、EU諸国、英国、スイスで販売中、今後ヨーロッパ以外の地域での販売も計画されている。

メルセデス・ベンツが展開する公共充電ネットワーク「Mercedes me Charge」。

全世界で150万ヵ所以上を誇るメルセデス・ベンツの充電ネットワーク「Mercedes me Charge」

メルセデス・ベンツは、独自の充電ネットワーク「Mercedes me Charge(メルセデス・ミー・チャージ)」を日本を含めた世界中で展開中だ。世界最大級のEV充電の認証・決済ネットワークとして、1300以上の充電事業者による150万ヵ所以上の充電ポイントを使用することができる。

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著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…