「アウディ Q2」改良新型、2024年前半に欧州で販売スタート

改良新型「アウディ Q2」コクピット先行公開「8.8インチタッチスクリーンを標準装備」

アップデートされた「アウディ Q2」改良新型のインテリア。
アウディは、2024年前半に投入を予定している「アウディ Q2」改良新型のインテリアを公開した。
アウディは2024年前半に、コンパクトクロスオーバー「Q2」の改良新型を投入する予定だ。その正式発表に先立って、8.8インチタッチスクリーンが導入された「アウディバーチャルコクピット」を含む、Q2改良新型のインテリアを公開した。

Audi Q2

ダイヤル&プッシュ式セレクタを廃止

アップデートされた「アウディ Q2」改良新型のインテリア。
現行モデルでギヤシフト手前に配置されていたダイヤル&プッシュ式セレクタを廃止。空いたスペースには、収納エリアが設けられている。

現行アウディ Q2は2016年にデビュー。2021年にフェイスリフトが実施されており、それ以来となる大幅なアップデートが施される予定だ。エクステリアの刷新に加えて、新型Q2は、インテリアのインフォテインメントシステムが大幅な進化を果たす。

全てのモデルに最新ソフトウェアとハードウェアが導入されることになった。高解像度8.8インチMMIタッチディスプレイ、12.3インチメーターディスプレイを備えた「アウディバーチャルコクピット」、3本スポークマルチファンクションステアリングホイールなどを標準装備。さらに、交通標識認識機能、車線逸脱警報機能、リヤパークアシストなど、標準装備が大幅に充実化される。

センターコンソールはダイヤル&プッシュ式セレクタが廃止され、空いたスペースを活用し、便利な収納エリアが設けられた。12.3インチメーターディスプレイは、通常のスピードやエンジン回転数に加えて、ナビゲーションやメディア情報などの表示も可能。ステアリングホイールのスイッチを操作することで、メーターメインやナビゲーションメインなど、表示を自由に切り替えることができる。

センターディスプレイを8.8インチに拡大

アップデートされた「アウディ Q2」改良新型のインテリア。
ナビゲーションや様々な情報が表示されるセンターディスプレイは、8.8インチに拡大。タッチ操作に加え、自然な音声によるシステム操作に対応する。

インストゥルメントパネルに配置される「MMIタッチディスプレイ」は、解像度1270×720ピクセルの8.8インチに拡大。応答性も大幅に向上した。タッチ操作に加え、音声によるシステム操作にも対応し、複雑なコマンドや質問にも的確に応えてくれるという。

DABチューナーを備えたMMIラジオ、フロントセンターコンソールのUSB-Cポート、緊急通報機能を標準搭載。ドアのロック解除や燃料残量の確認など、様々な車両情報をリモートで確認・操作可能な「アウディコネクトサービス」にも対応する。

パッケージオプションの「MMIナビゲーションプラス」には、アウディコネクトサービスに加え、高解像度衛星地図やGoogle Mapを搭載。MMIナビゲーションプラスは毎月1回のアップデートが約束されており、システムに保存された地図は、購入後36ヵ月間最新の状態が維持される。パッケージには交通情報、車線ごとの交通量、路上駐車情報なども含まれる。

Q2改良新型は2024年前半の発売を予定しており、ドイツを含むヨーロッパ市場における価格は2万8600ユーロから。現行モデル同様、ドイツ・インゴルシュタット工場で製造される。

現行型でも「Q2」よりやや大きいサイズを与えられていた「X2」。新型になってさらに差が広がり、その差は、全長+354、全幅+50、全高+60mmにもなる。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…