【スクープ!】 VWの3列シート「ティグアン オールスペース」は新型「VWタイロン」として登場?

【スクープ!】 VW7人乗りコンパクトクロスオーバー「タイロン」のテスト走行を初キャッチ

3列シートの「VW ティグアン オールスペース」は新型「VW タイロン」として登場か?
3列シートの「VW ティグアン オールスペース」は新型「VW タイロン」として登場か?
フォルクスワーゲン(VW)のコンパクトクロスオーバーが雪上テストを行う様子を目撃した。「タイロン」と予想されるこのクルマは、昨年発表された新型「ティグアン」のラインナップから外れた3列シート車「オールスペース」後継モデルと考えられる。

VOLKSWAGEN Tayron

ティグアンよりも長くボクシーなタイロン

タイロンは、ティグアンよりもリアのオーバーハングが長く、テールゲートが直立したボクシーなデザイン。
タイロンは、ティグアンよりもリヤのオーバーハングが長く、テールゲートが直立したボクシーなデザイン。

今回初めて捉えた「フォルクスワーゲン タイロン」と見られる新型車は、欧州市場向けの新型ティグアンよりも長い7人乗りのコンパクトクロスオーバーだ。写真で見る限り、ティグアンよりもリヤのオーバーハングが長く、テールゲートがより直立したボクシーなデザインが施されているようだ。一部にはまだカモフラージュが施されているが、フロントグリルとテールゲートが公開されれば、さらにディテールが明らかになるだろう。

中国市場専用車からグローバルモデルに

グローバルモデルに進化するタイロン。
昨年VWは、次期タイロンをグローバルモデルと位置付けることを正式に発表している。

VWは、現行タイロンを中国市場向けモデルとして展開している。間もなく登場する次期型タイロンは、“グローバルカー”としてデビューすることが昨年VWからアナウンスされている。したがって、欧州では第1世代、中国市場においては第2世代の「タイロン」ということになる。なお、アメリカではこのモデルが第3世代のティグアンとしてデビューすると見られている。

年内にも登場か?

タイロンは、新型ティアグンやパサート同様、MQB Evoプラットフォームを採用する。
タイロンは、新型ティグアンやパサート同様、MQB Evoプラットフォームを採用する。

 新型ティグアンやパサート同様、タイロンもMQB Evoプラットフォームを採用する。パワーユニットもティグアンと共通すると見られており、欧州市場にはプラグインハイブリッドシステムとディーゼルエンジン、およびマイルドハイブリッド仕様の1.5リッターターボガソリンエンジンが投入されると予想する。

インテリアを見ることはできなかったが、おそらくヨーロッパのティグアンと同様のコクピットを採用するだろう。大型のタブレット型タッチスクリーンが備えられ、設定が可能なメニューバーがApple CarPlayとAndroid Autoの両方をサポートすると考えられる。発表時期は分かっていないが、市場によっては年内にデビューする可能性があるようだ。

3代目へと進化を果たした「フォルクスワーゲン ティグアン」のエクステリア。

3代目「フォルクスワーゲン ティグアン」のパワートレインはガソリン、ディーゼル、MHEV、PHEVの4機種【動画】

フォルクスワーゲンは、3代目へと進化したコンパクトSUV「ティグアン」を発表した。多彩なパワートレインや駆動方式対応する「MQB evo」プラットフォームを採用し、新たにプラグインハイブリッド「eハイブリッド(eHybrid)」をラインナップに追加。2024年前半から欧州での販売をスタートする。

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石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…