「フィアット 500e」にイタリアの「音楽」と「美」をテーマにした特別仕様車

「フィアット 500e」の特別仕様車「Inspired By Music」と「Inspired By Beauty」が北米市場に登場【動画】

「フィアット 500e Inspired By Music」のエクステリア。
フィアットは、北米においてフル電動コンパクト「500e」にふたつの特別仕様車、「Inspired By Music」と「Inspired By Beauty」投入する。写真はアンドレア・ボチェッリとコラボした「500e Inspired By Music」。
ステランティス・グループのフィアットは、フル電動コンパクト「500e」に、音楽と美をテーマにした2種類の特別仕様車「Inspired By Music」と「Inspired By Beauty」を設定した。どちらも北米市場に投入され価格は3万6000ドルから。予約受注はスタートしており2024年中盤以降にデリバリーされる。

Fiat 500e Inspired By Music

イタリアの文化を称えた特別仕様車

フィアットは、イタリア文化をオマージュした二つの仕様「Inspired By Music」と「Inspired By Beauty(写真)」を、500eに設定した。
フィアットは、イタリア文化をオマージュした二つの仕様「Inspired By Music」と「Inspired By Beauty(写真)」を、500eに設定した。

フィアットは北米市場において、フル電動コンパクト「500e」に、イタリア文化を称えた新モデル「Inspired By Music」と「Inspired By Beauty」を導入した。イタリア文化とフィアットの歴史を称えた2台の500eは、3月11~13日にフロリダ州マイアミで開催された気候変動をテーマにしたイベント「アスペン・アイディアス(Aspen Ideas)」で公開されている。

フィアットのオリヴィエ・フランソワCEOは、500eの「Inspired By Music」と「Inspired By Beauty」について次のように説明した。

「フィアットと500は、イタリアの文化に直接結びついている存在です。私たちが開発したピュアEVと、イタリアの宝である『音楽』と『美』を組み合わせたのは自然なことでした。フィアット 500eには、イタリアの伝統を反映した様々な側面を持っています。スタイルと文化を讃えた『Inspired By』モデルは、フィアットならではの方法で500eが備えるイタリアのDNAを強調しているのです」

ローズゴールドを纏った「Inspired By Beauty」

「フィアット 500e Inspired By Beauty」のエクステリア。
「500e Inspired By Beauty」は、イタリアの美をイメージしたローズゴールドのボディカラーを採用。ミラーキャップやDLOモールディングも同じカラーでまとめられた。

「Inspired By Beauty」は、ローズゴールドというユニークなボディカラーに由来する。ボディ同色のミラーキャップ、クローム仕上げのデイライトオープニング(DLO)モールディングを採用。インテリアは、ベージュのエコレザーシート、ソフトタッチステアリングホイール、シックなエコレザー巻きのダッシュボードなど、スタイルと快適性が融合した。

「Inspired By」モデルは、北米で販売されるフィアットとしては初めてレベル2の「アクティブドライビングシステム」を導入。この最新テクノロジーは、アダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストを組み合わせており、特定の道路においてドライバーをアシストする。500eはこのセグメントで初めて、レベル2のハンズオンドライバーアシスト機能を搭載するフル電動モデルとなった。

アンドレア・ボチェッリとコラボレーション

「フィアット 500e Inspired By Music」のインテリア。
「500e Inspired By Music」は、イタリア出身の偉大なテノール歌手、アンドレア・ボチェッリとコラボレーション。彼が手がけた「バーチャル・ヴェニュー」機能が搭載された。

音楽をテーマにした「Inspired By Music」は、偉大なテノール歌手アンドレア・ボチェッリとコラボレーションした。エクステリアカラーはピアノブラックをチョイス。世界で最も美しい音楽へと敬意を表し、JBL製7スピーカー、サブウーファー付き「JBLプレミアム・サウンドシステム」を搭載する。

JBLプレミアム・サウンドシステムの「バーチャル・ヴェニュー(バーチャル会場)」機能は、ボチェッリが厳選した4つの会場をフィーチャーし、選んだ場所によって車両の音響特性が変化する。

「マイ・ミュージック・ルーム 」は、アーティストが目の前でお気に入りの曲を演奏しているかのような、親密な音楽体験を提供。「マイ・レコーディング・スタジオ」は、音楽とレコーディングのために特別に作られた本物のレコーディング・スペースのピュアな音響と美しい音色。「ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場」は、ピサの劇場環境のような音楽の壮大さを感じることができる。そして「野外アリーナ」は、野外での音響とエネルギッシュな感覚を味わうことが可能となっている。

北米市場に導入されたフィアット 500eを動画でチェック!

アバルト初のフル電動モデル「500e」の走行シーン。

非公開: アバルト待望のフル電動モデル「500e」が日本導入「1949台限定ローンチモデルも同時デビュー」【動画】

ステランティス・ジャパンは、アバルト・ブランド初のフル電動モデル「アバルト 500e」を10月28日から、全国のアバルト正規ディーラーにおいて販売を開始した。また、発表を記念してローンチエディションの「アバルト 500e スコーピオニッシマ(Scorpionissima)」を200台限定で導入する。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…