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ドゥーハン親子初共演が母国で実現
BWT・アルピーヌF1チームのリザーブドライバーとして、F1に帯同するジャック・ドゥーハンは、 2003年1月20日生まれの21歳。3月22日~24日にアルバート・パーク・サーキットで開催されるオーストラリアGPにおいて、2000年シーズンに活躍したベネトン B200をドライブすることが発表された。
さらに、父親のミック・ドゥーハンも、MotoGPのホンダ RCV213でデモンストレーションランに参加。今回、1994年のロードレース世界選手権500ccクラスを制覇から30周年を記念し、ミックのオーストラリアGP参加が決定した。
ジャックとミックが同じサーキットを走るのは今回が初。家族の特別な時間となるだけでなく、世界のモータースポーツファンにとっては、待望の親子共演が実現することになる。息子と同じサーキットを走行することになったミックは、次のように喜びを語った。
「まずは、このような素晴らしい機会を与えてくれたオーストラリアGPコーポレーションと、F1に感謝しています。このようなイベントでバイクに乗れるのは、いつだって嬉しいものです。1994年に初めてワールドタイトルを獲得してから30年。時が経つのは早いもので、今回は息子と一緒にサーキットを走ることになりました」
「現在、私はジャックをサポートし、F1という究極の目標に向かって努力する彼のキャリアを応援しています。アルバート・パークで開催されるオーストラリアGPにおいて、メルボルンのファンの前でショーを披露するのが本当に楽しみです」
地元GPで昇格に向けてアピールを狙うジャック
現在、F1のレギュラーシートを目指すジャックは、チームのファクトリーでシミュレーターをドライブし、開発に貢献。さらに、FP(フリープラクティス)への出走や、旧型マシンでのテストにも参加している。
今回、彼がアルバート・パークでドライブするベネトン B200は、プレイライフ(ルノー)製3.5リッターV型10気筒自然吸気エンジンを搭載。2000年シーズンのF1グランプリにおいて、アレックス・ブルツとジャンカルロ・フィジケラがドライブした。
アルバート・パークにおいて、デモンストレーションランは、3月23日(土曜日)9時55分、15時15分、24日(日曜日)13時35分と、合計3回実施。母国グランプリに向けて、ジャックは次のように意気込みを語った。
「オーストラリアGPの週末、アルバート・パークで父と一緒にサーキットを走ることを本当に楽しみにしています。僕がF1マシンで、父がバイク、こうやって一緒にサーキットを走るのは初めてのことです。きっと、特別な時間になるでしょう」
「オーストラリアのファンの前で、父のタイトル獲得30周年を祝う絶好の機会でもあります。そして、僕にとっては、このような象徴的なコースをF1マシンで走るという、またとないチャンスです。来シーズンは決勝に出場できてるいいんですけどね。それが僕の目標ですし、究極の夢の実現に向けて懸命に努力しています」