人気スポーツカー「シボレー コルベット」「ポルシェ 911」を素のグレードで比較

米独伝統のスポーツカー「シボレー コルベット」と「ポルシェ 911」を”素”のグレードで比較

シボレー コルベットとポルシェ 911
シボレー コルベットとポルシェ 911
アメリカンスポーツカーの金字塔と言えば、やはり「シボレー コルベット」をおいてほかにはないだろう。一方、ヨーロッパでは「ポルシェ 911」が盤石のポジションを占める。それぞれの”素”のグレードをスペック面で比較してみよう。

CHEVROLET CORVETTE
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PORSHE 911

エンジンレイアウトがもたらすディメンションの違い

コルベットと911では見るからにプロポーションが異なるが、それはそれぞれのエンジンをマウントする位置に起因することは言うまでもない。それを踏まえたうえで両車のディメンションを比較すると、コルベットは911に対してワイド&ローなシルエットが際立っている。

911はコルベットに対して特にホイールベースが275mmも短い。RRという特異なレイアウトから生まれるショートホイールベースだが、それでも世界が認めるハンドリングを生み出していることがうかがえる。

シボレー コルベット クーペ2LT

ボディサイズ=全長4630mm×全幅1940mm×全高1225mm
ホイールベース=2725mm
車両重量=1670kg
タイヤサイズ=245/35ZR19(前)305/30ZR20(後)

ポルシェ 911 カレラ

ボディサイズ=全長4519mm×全幅1852mm×全高1298mm
ホイールベース=2450mm
車両重量=1580kg
タイヤサイズ=235/40ZR19(前)295/35ZR20(後)

伝統を守り続ける両車のパワートレイン

長い歴史を持つ両車であるだけに、パワートレインにもそれぞれの思想が明確に表れている。たとえば、エンジンの形式を見ると、コルベットはOHVエンジンであるのに対し、911は水平対向エンジンとそれぞれの伝統を堅持している。

コルベットは、現行モデルからミッドシップレイアウトを初採用するなど抜本的な変更がなされ、生まれ変わったと言っていいが、それでもエンジン形式の伝統に対するリスペクトは忘れていない。

シボレー コルベット クーペ 2LT

エンジン形式=V型8気筒OHVガソリンエンジン
排気量=6156cc
最高出力=502PS/6450rpm
最大トルク=637Nm/5150rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=RWD(ミッドエンジン)

ポルシェ 911 カレラ

エンジン形式=水平対向6気筒ツインターボエンジン
排気量=2981cc
エンジン最高出力=385PS/6500rpm
エンジン最大トルク=450Nm/1950-5000rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=RWD(リヤエンジン)

価格帯は911がコルベットを上回る

両車の”素”のグレードの車両本体価格を比較すると、911がコルベットを200万円上回っている。価格だけで見れば、2LTに対して専用パーツを装着した3LT(1650万円)のほうが、911の直接のライバルとなるかもしれない。

ただ、911はオプション次第で2000万円を超える可能性もあるため、やはり911のほうが高い価格帯であると言えそうだ。

車両本体価格

シボレー コルベット クーペ 2LT 1420万円
ポルシェ 911 カレラ 1620万円

2023年に限定受注を行ったハイパフォーマンス仕様「シボレー コルベット Z06」の日本受注が1ヵ月限定で行われることになった。

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ゼネラルモーターズ・ジャパンは、アメリカを代表するハイパフォーマンススポーツカー「シボレー コルベット」の高性能モデル「シボレー コルベット Z06」の予約受付を、全国のシボレー正規ディーラーネットワークで2024年4月1日から4月30日までの1ヵ月限定で再開する。併せて、全国5ヵ所のショールームにおいて「コルベット Z06」の車両展示ツアーを3月末より実施することが決定した。

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