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LEXUS LBX
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AUDI Q2
ワイドさが際立つLBXとコンパクトなQ2
それぞれのボディサイズを比較すると、Q2のほうが全体的にコンパクトであるという印象だ。ただ、ホイールベースはQ2が15mm長く、そのぶん全長もQ2がLBXを上回っている。
逆に言えば、LBXは全長が短いにもかかわらず、全幅と全高はQ2を上回っている。特に、LBXの1825mmという全幅はボディサイズに対してかなりワイドであり、堂々としたプロポーションの実現に貢献していると言えそうだ。
レクサス LBX “COOL” 2WD
ボディサイズ=全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mm
ホイールベース=2580mm
車両重量=1310kg
タイヤサイズ=225/55R18
アウディ Q2 35 TDI S line
ボディサイズ=全長4205mm×全幅1795mm×全高1520mm
ホイールベース=2595mm
車両重量=1450kg
タイヤサイズ=215/55R17
LBXはハイブリッドのみだがQ2はディーゼルとガソリンの選択肢
パワートレインでは両車の違いを明確に見ることができる。1.5リッター直列3気筒のハイブリッドに電気式CVTを組み合わせるLBXに対し、Q2 35 TDIは2.0リッターの直列4気筒ディーゼルターボエンジンと7速DCTという組み合わせを採用している。
スペック面ではどちらも一定以上のレベルと言えるが、実際のドライブフィーリングは大きく異なる。電動パワートレインによるスムーズな走りを好むならLBX、ディーゼルらしいトルキーな走りを好むならQ2といった具合に検討するとよいだろう。
なお、Q2には1.5リッターと2.0リッターのガソリン車も設定されている一方、AWDを選択できるのは最上級グレードのSQ2のみという制約がある。LBXは全グレードでAWDを選択可能だ。
レクサス LBX “COOL” 2WD
エンジン形式=直列3気筒ガソリンエンジン+モーター
排気量=1490cc
最高出力=91PS/5500rpm
最大トルク=120Nm/3800-4800rpm
トランスミッション=電気式CVT
駆動方式=FWD
アウディ Q2 35 TDI S line
エンジン形式=直列4気筒ディーゼルターボエンジン
排気量=1968cc
最高出力=150PS/3500-4000rpm
最大トルク=340Nm/1750-3000rpm
トランスミッション=7速DCT
駆動方式=FWD
価格帯はほぼ同じでもエントリーモデルはQ2のほうが手頃
今回比較したグレードに関して言えば、両車の価格はまったく同じだ。ただ、Q2にはより安価なガソリンモデルが設定されているため、手の届きやすさという意味ではQ2に軍配が上がると言えるだろう。
一方、上級グレードに目を向けると、LBXは内外装を多彩にカスタマイズできる“Bespoke Build”が、Q2には専用パワートレインを搭載するSQ2がそれぞれ設定されている。現時点ではLBXにスポーツモデルは設定されていないが、近い将来に追加されるというウワサもある。