メルセデス・ベンツのミドルサイズクーペ「CLE クーペ」が日本導入開始

流麗なメルセデス・ベンツ「CLE 200 クーペ」が日本販売開始「高効率2.0リッター直4ターボにISG」【動画】

日本に導入される「メルセデス・ベンツ CLE 200 クーペ」のエクステリア。
メルセデス・ベンツ製クーペの伝統を継承した「メルセデス・ベンツ CLE クーペ」の日本導入がスタートした。
メルセデス・ベンツ日本は、 メルセデス・ベンツの最新世代2ドアクーペ「CLE クーペ」を発表。全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて、販売を開始した。

Mercedes-Benz CLE 200 Coupe Sport

メルセデス製クーペの伝統を継承

日本に導入される「メルセデス・ベンツ CLE 200 クーペ」のエクステリア。
ショートオーバーハング、ロングボンネット、ロングホイールベースによる伸びやかなスタイリングを手にした「CLE クーペ」。2ドアクーペながらも、十分な居住性も確保された。

日本導入がスタートした「CLE クーペ」は、メルセデス・ベンツがこれまで積み上げてきたクーペの伝統・歴史を受け継ぐモデル。革新的なコンセプトとテクノロジーを採用しながら、クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備、スポーティな走行性能を備えた2ドアクーペとして開発された。

メルセデス・ベンツの2ドアクーペ伝統のロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットを採用したプロポーションは、メルセデスデザインの基本思想である「Sensual Purity」によって磨き上げられ、ダイナミックかつエモーショナルなスタイリングを形成している。

ボディサイズは、全長4850mm、全幅1860mm、全高1420mm。2ドアクーペとしてエレガントなイメージを持ちながら、ゆとりある室内空間も十分に確保。リヤシートにも高い居住性を備えている。

インテリアは、専用開発のスポーツシートや、メルセデス・ベンツとして初採用となるナッパレザー製ストラップのイージーエントリー機能などプレミアムクーペに相応しい装備が数多く採用された。学習能力や使い勝手を高めたインフォテイメントシステム、第3世代「MBUX」を搭載。ドライバーの操作負担を軽減するルーティン機能や予測提案を行うゼロレイヤーなど、新時代の室内環境を提供する。

クーペらしい伸びやかなエクステリア

日本に導入される「メルセデス・ベンツ CLE 200 クーペ」のエクステリア。
サイドセクションは、有機的な3本のキャラクターラインが入れられ、絶妙なエッジがボディ面の美しさをアピール。ボディカラーは9色が用意されている。

フロントセクションは、立体的なスターパターンを採用したワイドなAシェイプのフロントグリル、わずかに逆スラントとしたシャークノーズ、スリムなフルLEDヘッドライト(デジタルライト)、空力性能に優れた力強いフロントエプロンにより、逞しく美しい印象を見る者に与える。また、クーペらしいロングボンネットに配されたパワードームも、フロントマスクのダイナミックな印象を強調する。

サイドセクションはショートオーバーハング、ロングボンネット、ロングホイールベース、滑らかなルーフラインが美しいクーペシルエットを形成。ヘッドライト/リヤコンビネーションランプから伸びる前後のライン、ドアパネル下部を後方に向かって僅かに上昇しながら貫くライン、これら3本のラインが優美なボディ曲面に絶妙なエッジを加えることで面の美しさを強調する。また、張り出した前後ホイールアーチを印象的に引き立てている。足元のアルミホイールは標準で19インチ、オプションで20インチが用意された。

リヤセクションは、力強く張り出したフェンダーと、先進的なデザインのリヤエプロン、左右をダークレッドのトリムでシームレスに繋いだ2ピースデザインのスリムなリヤコンビネーションランプが、上質で存在感のあるリヤエンドを形成。また、トランクリッド後端にはボディ同色のスポイラーリップが備わっており、リヤ周辺にスポーティなアクセントを加えている。

日本に導入される「CLE 200 クーペ スポーツ」は、「AMGライン」エクステリアを標準装備し、力強くスポーティなスタイリングを実現。ボディカラーはレーシーなマグノ(艶消し)カラーを含む9色から選ぶことができる。

ドライバー重視のスポーティなコクピット

日本に導入される「メルセデス・ベンツ CLE 200 クーペ」のインテリア。
12.3 インチ&11.9 インチ高解像度ディスプレイが配置されたコクピット。ドライバー重視のコンセプトが導入されており、11.9インチメディアディスプレイは、ドライバー側に6°傾けたデザインが採用された。

インテリアにはプレミアムクーペのスポーティさを引き立てる、ドライバーオリエンテッドなコクピットデザインを採用。人間工学に基づいて配置された12.3インチ&11.9インチ高解像度ディスプレイがコクピットを先進的かつ機能的に引き締めている。スポーツ感を強調すべく、11.9インチメディアディスプレイはドライバー側に6°傾けたデザインが採用された。

ダッシュボードのトリムや各操作スイッチパネル、ドアパネル、エアアウトレットなどにはアンビエントライトが備わり、車内の洗練された雰囲気がさらに高められた。インテリアトリムには標準でブラウンウォールナットウッド、オプションでブラックオープンポアウッドを用意。どちらもプレミアムクーペに相応しい贅沢な雰囲気を演出する。

フロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用。シート素材は標準でレザー「ARTICO(ブラック」、オプションで4色の本革インテリアを選ぶことができる。本革内装を選択した場合は、マルチコントロールシートバックパッケージ(運転席・助手席)や、シートベンチレーターも装備される。

今回導入される「CLE 200 クーペ スポーツ」は「AMGライン」インテリアが標準採用され、3ツインスポークとフラットボトムデザインが特徴のマルチファンクションステアリングや、ARTICO製ダッシュボードなど、さらにスポーティで上質な室内空間に仕立てられた。

リヤシートは左右独立式を採用し、居住性に優れたゆとりある空間を確保。先代Eクラス クーペに対して室内幅はショルダー部で54mm拡大するなど、リヤシートでも快適なクルージングを楽しむことができる。トランク容量は 420L。40:20:40分割可倒式シートも導入され、さらにラゲッジスペースを拡大することも可能だ。

2.0リッター直4ガソリンターボにISGの組み合わせ

日本に導入される「メルセデス・ベンツ CLE 200 クーペ」のエクステリア。
日本に導入される「メルセデス・ベンツ CLE 200 クーペ」は、2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンターボに、電動ブーストを利用できる第2世代のISGが組み合わせられた。

パワーユニットは、最高出力204PS(150kW)、最大トルク320Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンターボを搭載。トランスミッション間に配置される第2世代のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)と組み合わされ、短時間最大で23PS(17kW)、205Nmの電動ブーストを利用することができる。

トランスミッションは9速ATを搭載。1速から9速までの変速比幅が広いことから、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現した。

通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地でありながら、ハードなコーナーリング時など一定以上の負荷がかかった場合に、瞬時に減衰力を高められる「セレクティブ・ダンピング・システム」を採用したスポーツサスペンションを標準装備。ソリッドなスプリング&ダンパー設定や、スポーティなセットアップのダイレクトステアリングにより、走行安定性も大幅に向上している。

車両本体価格(税込)

メルセデス・ベンツ CLE 200 クーペ スポーツ:850万円

【問い合わせ】
メルセデス・コール
TEL 0120-190-610

【関連リンク】
・メルセデス・ベンツ公式サイト

メルセデス・ベンツ CLE クーペを動画でチェック!

2021年2月に登場したCクラス(W206)と23年4月に登場したEクラス(W214)。それぞれのクーペとカブリオレが統合されてCLEクーペとなってデビューした。

CクラスとEクラスのクーペを統合した新世代クーペ「メルセデス・ベンツ CLE」はCクラス寄り?

メルセデスが満を持して送り出してきた新世代クーペ「CLE」。従来のCクラスクーペとEクラスクーペを統合するかたちで登場したニューモデルは、いったいどのような走りの性能を備えていたのか。(GENROQ 2023年11月号より転載・再構成)

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…