標高5800mに「ラム 1500 ビッグホーン」が到達

「ダッジ ラム 1500 ビッグホーン」がチリ最高峰へのエンデューロバイクの挑戦をサポート【動画】

標高5800メートルのオホス・デル・サラード・ベースキャンプに到達した、ポル・タレスとラム 1500 ビッグホーン。
標高5800メートルのオホス・デル・サラード・ベースキャンプに到達した、ポル・タレスとラム 1500 ビッグホーン。
エンディユーロライダーのポル・タレス(Pol Tarrés)が、ピックアップトラック「ラム 1500 ビッグホーン」と共に、チリ最高峰のオホス・デル・サラード(Ojos del Salado)の登頂に成功した。今回、2台のラム 1500は3台のバイクを搭載し、標高5800mのベースキャンプに到達。その後、タレスは自身のヤマハ製バイクで6756mという驚異的な標高に到達している。

RAM 1500 BIGHORN

2台のラム 1500 ビッグホーンを提供

ラム・トラック公式Youtubeチャンネルで公開された『Boundless by RAM』。
今回、単気筒モーターサイクルの標高新記録を樹立を狙うポル・タレスを、ラム・トラックがサポート。ラム 1500 ビッグホーンを提供した。

ヤマハ テネレ700(Yamaha Tenere 700)で標高世界記録を樹立し、歴史に名を刻んでからわずか2年。 エクストリーム・エンデューロライダーが、再びチリへと舞い戻ることになった。

ラム・トラック・ヨーロッパのブランドアンバサダーを務める、エンディユーロライダーのポル・タレスは、スペイン・バルセロナ出身の30歳。今回、チリ最高峰を誇るオホス・デル・サラードの山頂アタックに、ピックアップトラックとエンデューロバイクで挑んだ。

今回、タレスは自身の記録を塗り替えるだけでなく、単気筒モーターサイクルの標高新記録を樹立という、これまでになく高いハードルを設定した。

このタラスの挑戦を、RAMトラック・ヨーロッパとRAMトラック・チリがサポート。彼のチームであるトレセ・レーシング・ソサエティに、2台のラム 1500 ビッグホーンを提供した。ハイパフォーマンストラックとして開発されたラム 1500 ビッグホーンは、最高出力313 PSの3.6リッターV型6気筒eトルクエンジンを搭載する。

多くの挑戦者を退けてきたチリ最高峰

ポル・タレスの「オホス・デル・サラード」挑戦をサポートした、ラム 1500 ビッグホーン。
険しい環境が広がるチリ最高峰のオホス・デル・サラード。これまで、多くの冒険家たちが登頂を行ってきたが、その挑戦を退けてきた。

今回の遠征のターゲットとなったのが、チリ最高峰の標高6893mを誇るオホス・デル・サラード。アンデス山脈で2番目に高い山であり、世界で最も高い活火山となる。これまでにも何人もの冒険者がチャレンジしてきたが、急斜面の岩や崖、雪の吹き溜まりなど、厳しい環境を前に登頂を断念してきた。

タレスの挑戦をサポートしたプロジェクトマネージャーのハビ・エチェバリアは、この挑戦の過酷さを次のように説明する。

「オホス・デル・サラード登場は非常に難しく、多くの人が『不可能だ』と言ったほどです。しかし、私たちチームは、困難こそがポルの原動力だと理解しています。誰もが不可能だと思ってきたことを、彼は成し遂げてきたのです。ただ、ラム・トラックをはじめ、技術的な準備やサポートに携わったすべての人がいなければ達成はできなかったでしょう」

5800mの世界に到達したピックアップ

ポル・タレスの「オホス・デル・サラード」挑戦をサポートした、ラム 1500 ビッグホーン。
タレスのアタックをサポートしたラム 1500 ビッグホーンは、5800m地点までバイクを含めた必要な機材を運んでみせた。

高山病を避け、低い酸素濃度に慣れるため、チームは2週間の高所順応プロセスを実施。ラム 1500 ビッグホーンの高い悪路走破性能と信頼性が、この準備期間中に大きな力を発揮することになった。激しい強風と想定外の降雪のなか、8名のクルー全員と3台のヤマハ製バイク、そしてクワッドバイクを標高5000m近くまで運んだのである。厳しいチャレンジを終えたタレスは、次のようにその過酷さを振り返った。

「標高6000m付近の世界では、すべてが超スローペースで進み、肉体的疲労は筆舌に尽くしがたいものです。この高度ではバイクに乗ることはおろか、歩くことさえ困難です。標高5800mの世界でも、技術サポート車両としてラム・トラックを使用できたことは、休息、計画、完璧なタイミングでの挑戦を考えても、非常に重要でした」

また、タレスによる挑戦の模様を追ったドキュメンタリー動画『Boundless by RAM』が、ラム・トラック公式Youtubeチャンネルにおいて公開された。

『Boundless by RAM』を動画でチェック!

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…