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ABB FIA Formula E World Championship
2024 Tokyo E-Prix
MASERATI MSG RACING
イタリア自動車ブランド初のフォーミュラE参戦
2014年から開催されている電動レーシングカーによる世界選手権「フォーミュラE」。その第5戦「2024 Tokyo E-Prix」の開催(3月30日決勝)が今週末に迫っている。日本初のフォーミュラE開催、しかも東京・有明の一般道を走る初の公道レースということもあり、にわかに注目が集まっている。
現在参戦している自動車メーカーはマクラーレン、ポルシェ、ジャガー、DS、日産など。特に電動化に熱心なブランドが参戦しているといえるが、そんな中、イタリアの自動車ブランドとして初めてフォーミュラEに名乗りを上げたのがマセラティだ。タッグを組むのはモナコのMSGレーシング。ドライバーは2シーズン目となるドイツ出身のマキシミリアン・ギュンターと、インド出身でルーキーのジェハン・ダルヴァラである。
「東京のコースレイアウトはどう思う?」との問いに、ギュンターは「レイアウトがよく、楽しみ。バンピーな箇所もありチャレンジング」とコメント。ダルヴァラは「コース後半のシケインや直角コーナー、具体的には10、11、12番でどう走るかが重要になってくるだろう」と語った。
「フォーミュラEの面白さは?」という質問には「新しいレースなので技術革新がダイナミックなところ。実際、マシンの効率改善が著しい。またエンジン車のレースとは大きく異なり、最新技術に自分を適合させるマインドセットが必要」とギュンター。ダルヴァラは「最高のメーカーと最高のドライバーがいること。チームも家族的でオープン」とルーキーらしい感想を語った。
フォーミュラE 第5戦 東京E-Prixは、3月29日(金)にフリー走行が、翌3月30日(土)に決勝が行われる。
マセラティMSGレーシング ドライバー
#7 Maximillian Günther(マキシミリアン・ギュンター)/国籍 ドイツ、1997年7月2日生まれ
MSGレーシング2シーズン目、シーズン9では第11戦ジャカルタで優勝。入賞7回、優勝1回、表彰台4回。現在フォーミュラEに出走しているドライバーの中でも経験豊富であり、マセラティMSGレーシングの所属初シーズンである2023年に過去最高の記録を打ち立てた。フォーミュラEで将来もっとも有望なドライバーのひとりとして注目されている。
#18 Jehan Daruvala(ジェハン・ダルヴァラ)/国籍 インド、1998年10月1日生まれ
2023年に2度ルーキーテストを受けた結果、キャリアが途切れることなくフォーミュラE・シーズン10の正規ドライバーへとステップアップ。今期よりMSGレーシングに参加しているニューフェイス。