【フォーミュラE】東京E-Prix「マセラティMSGレーシング」のドライバーが意気込みを語る

ついに開幕「フォーミュラE東京E-Prix」でマセラティMSGレーシングのドライバーが語る電動レーシングの魅力

本戦を前に握手を交わすドライバーのマキシミリアン・ギュンター(左)とジェハン・ダルヴァラ(右)。
3月28日、日本初開催となるABB FIAフォーミュラE世界選手権を目前に控えた東京・有明で、参戦するマセラティMSGレーシングのドライバーが記者会見に臨んだ。マセラティは今季第4戦までにランキング8位、最高位4位、22ポイントを獲得している。

ABB FIA Formula E World Championship
2024 Tokyo E-Prix
MASERATI MSG RACING

イタリア自動車ブランド初のフォーミュラE参戦

2014年から開催されている電動レーシングカーによる世界選手権「フォーミュラE」。その第5戦「2024 Tokyo E-Prix」の開催(3月30日決勝)が今週末に迫っている。日本初のフォーミュラE開催、しかも東京・有明の一般道を走る初の公道レースということもあり、にわかに注目が集まっている。

現在参戦している自動車メーカーはマクラーレン、ポルシェ、ジャガー、DS、日産など。特に電動化に熱心なブランドが参戦しているといえるが、そんな中、イタリアの自動車ブランドとして初めてフォーミュラEに名乗りを上げたのがマセラティだ。タッグを組むのはモナコのMSGレーシング。ドライバーは2シーズン目となるドイツ出身のマキシミリアン・ギュンターと、インド出身でルーキーのジェハン・ダルヴァラである。

「東京のコースレイアウトはどう思う?」との問いに、ギュンターは「レイアウトがよく、楽しみ。バンピーな箇所もありチャレンジング」とコメント。ダルヴァラは「コース後半のシケインや直角コーナー、具体的には10、11、12番でどう走るかが重要になってくるだろう」と語った。

「フォーミュラEの面白さは?」という質問には「新しいレースなので技術革新がダイナミックなところ。実際、マシンの効率改善が著しい。またエンジン車のレースとは大きく異なり、最新技術に自分を適合させるマインドセットが必要」とギュンター。ダルヴァラは「最高のメーカーと最高のドライバーがいること。チームも家族的でオープン」とルーキーらしい感想を語った。

フォーミュラE 第5戦 東京E-Prixは、3月29日(金)にフリー走行­­­が、翌3月30日(土)に決勝が行われる。

マセラティMSGレーシング ドライバー

#7 Maximillian Günther(マキシミリアン・ギュンター)/国籍 ドイツ、1997年7月2日生まれ

MSGレーシング2シーズン目、シーズン9では第11戦ジャカルタで優勝。入賞7回、優勝1回、表彰台4回。現在フォーミュラEに出走しているドライバーの中でも経験豊富であり、マセラティMSGレーシングの所属初シーズンである2023年に過去最高の記録を打ち立てた。フォーミュラEで将来もっとも有望なドライバーのひとりとして注目されている。

#18 Jehan Daruvala(ジェハン・ダルヴァラ)/国籍 インド、1998年10月1日生まれ

2023年に2度ルーキーテストを受けた結果、キャリアが途切れることなくフォーミュラE・シーズン10の正規ドライバーへとステップアップ。今期よりMSGレーシングに参加しているニューフェイス。

有明の東京ビッグサイト敷地内に建てられたピットレーン。土曜のレース開催前の水曜にはDHLによって輸送されたマシン、スペアパーツなどが並べられる。

明日開幕のフォーミュラE東京E-Prixを下見「DHLで運ばれる全チームレース機材は380t」

3月27日、日本初開催となるABB FIAフォーミュラE世界選手権を目前に控えた東京・有明で国際エクスプレスとロジスティクスで世界的に有名なドイツ企業「DHL」が記者発表会を開催した。DHLは10年前の発足以来、フォーミュラEをロジスティック面でサポートしている。

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