【スクープ!】 「フォード プーマ」がEV登場前のウインターテスト実施

【スクープ!】 フォードのコンパクトクロスオーバー「プーマ」のフル電動バージョンがデビュー間近

「フォード プーマ」EVがウインターテストで最終チェックを行っている様子を捉えた。
「フォード プーマ」EVがウインターテストで最終チェックを行っている様子を捉えた。
今年2月にフェイスリフトモデルが発表された「フォード プーマ」だが、公開されたのは内燃機関(ICE)バージョンのみだった。フル電動モデルの発表はなかったが、プーマにはEVの追加が決定しており登場は間近に迫っている。ウインターテストで最終チェックを受けるプーマEVの撮影に成功した。

FORD Puma EV

ICE仕様と共通するイメージのエクステリア

2019年に欧州でデビューした新型「フォード プーマ」だが、ラインナップにEVは含まれていなかった。しかし、フォードはプーマのフル電動モデルを開発していることを認めており、ICE搭載仕様のマイナーチェンジに続き、今後、数週間のうちに電動プーマが登場する可能性がある。

プーマEVのヘッドライトには、ICEバージョンに採用された新しいグラフィックが採用されていることがわかる。一方、ノーズセクションはエンジン搭載モデルとは若干異なっているようだ。プロトタイプの大部分はカモフラージュで隠されているが、グリル面が平坦になっていることや、バンパー下部に細かい水平バーが設けられているのが確認できる。これは、ICEとは違う冷却要件によるものと思われる。

小さなデザイン変更として、IECモデルではブルーオーバルがグリルとボンネットの間にあるフィラーパネルから、グリル自体に移設した。EVも同様の処理が施されることは間違いないだろう。奇妙なのは、VWのロゴが付いたナンバープレートホルダーを使用していることだ。

パワーは136PSとなる?

インテリアもICEモデル同様のアップデートを受け、12.8インチのデジタルインストゥルメントクラスターと12インチのタッチスクリーンディスプレイが装備されるだろう。プーマEVは、「トルネオ・クーリエ」および「トランジット・クーリエ」とプラットフォームを共有する。したがって、駆動系には136 PS(100 kW)のパワートレインを搭載してデビューするだろう。

今週末に開催されるラリージャパンにも2台体制で登場する、最新ラリーカー「フォード・プーマ・ラリー1」。

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いよいよ今週末(2022年11月10~13日)、愛知県と岐阜県を舞台に世界ラリー選手権(WRC)最終戦ラリージャパンが開催される。日本におけるWRC実施は2010年以来、実に12年ぶり。今シーズンから導入されたハイブリッドパワートレインを搭載する「ラリー1」が、日本のターマックステージを疾走することになる。WRCの歴史において忘れることのできない名車を紹介する短期連載、第5回はラリージャパンにも出走する最新ラリー1規定マシン「フォード プーマ ラリー1」を紹介しよう。

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石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…