【スクープ!】 次期「アストンマーティン DBS」はV12エンジン搭載?

【スクープ!】 新型グランドツアラー「DBS」の登場でアストンマーティンの新ラインナップ完成?

次期型「アストンマーティンDBS」と思われるプロトタイプを撮影することに成功した。
次期型「アストンマーティンDBS」と思われるプロトタイプを撮影することに成功した。
昨年、アストンマーティンが発表した限定車「770アルティメット」で一旦「DBS」に別れを告げたが、その後継モデルが2024年にデビューするようだ。カモフラージュを施されたグランドツアラーの新型プロトタイプ撮影に成功した。

ASTON MARTIN DBS

開口部が広げられたフロント

フロントの開口部が広げられているが、プロポーションはまさしく「アストン」という印象だ。
フロントの開口部が広げられているが、プロポーションはまさしく「アストン」という印象だ。

アストンマーティンは、ミッドシップ・スーパーカーに「ヴァンキッシュ」の名称を採用する計画を中止した。したがって、この新しいモデルが「DBS」となるのか、ヴァンキッシュを名乗るのかは現在のところ不明だ。

プロトタイプを見ると、ボディワークは完全に再デザインされたようだ。フロントグリルが以前よりもワイドになり、エアインテークが設けられたボンネットと併せてエンジンルームに多くの空気を取り込むよう設計されている。一方で、フェンダーに取り付けられたアーモンド型のヘッドライトは、アストンマーティンの典型的なスタイリングを継承している。

リアは伝統的な上品さを演出

リヤエンドも、アストンらしい上品さが感じられる。
リヤエンドにもアストンマーティンらしい上品さが感じられる。

リヤエンドは、統合されたダックテールスポイラーと新しいタイプのLEDテールライトを採用しながら、伝統的なアストンマーティンの上品さを演出している。赤いテープはクラスター周辺のパネルギャップと一致しないため、おそらく我々の目をだますために貼られているのだろう。クワッドテールパイプとディフューザーは、小型のヴァンテージと共通するイメージのようだ。

V型12気筒エンジンを継続使用か?

パワーユニットはV12エンジンを継続使用するという噂がある。
パワーユニットはV12エンジンを継続使用するという噂だ。

パワーユニットにはV12エンジンを維持すると噂されており、DBS 770 アルティメットの770PS(566kW)を上回る可能性が高い。将来的には、メルセデス製のプラグインハイブリッドシステムを搭載した電動化バージョンの噂もある。

DBS後継車のデビュータイミングに関しては、アストンマーティンは口を閉ざしているが、今年8月に開催されるモントレー・カーウィークでデビューする可能性があると報じている海外メディアもある。

DBSの最後を飾る、アストンマーティン DBS 770 アルティメットのエクステリア。

有終の美を飾るフラッグシップ「アストンマーティン DBS 770 アルティメット」は量産モデル最強となる770PSを発揮

2018年のデビュー以来、アストンマーティンのフラッグシップとして君臨してきた「DBS」。現行世代のDBSの生産が終焉を迎えつつあるなか、アストンマーティンは、過去に生産されてきたすべてのDBSを凌駕する最強のスペシャルモデル「アストンマーティン DBS 770 アルティメット」を発表した。生産台数は全世界でわずか499台、すべての車両が発表前に完売している。

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著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…