【フェラーリ・チャレンジ】2024年フェラーリ・チャレンジ開幕ラウンドレース2が鈴鹿で実施

「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」が開幕「4クラスで激しいバトルが展開」

レース2を制したのは、トロフェオ・ピレリクラスの古谷悠河選手。スーパーGT300クラスやスーパーフォーミュラ・ライツにも参戦するプロドライバーだ。
レース2を制したのは、トロフェオ・ピレリクラスの古谷悠河選手。スーパーGT300クラスやスーパーフォーミュラ・ライツにも参戦するプロドライバーだ。
4月7日、F1日本グランプリが開催される鈴鹿サーキットで、フェラーリのワンメイクレースシリーズ「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ」の日本シリーズ「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」が行われた。「フェラーリ 488 GTB」をベースとする「488チャレンジEvo」によるワンメイクレースシリーズである。F1の決勝と同日実施されたレース2の様子をリポートする。

Ferrari Challenge Japan

28台の488チャレンジEvoがスタート

グリッドに並ぶ28台の488チャレンジEvo。写真はレース1。
グリッドに並ぶ28台の488チャレンジEvo。写真はレース1。

今年2年目を迎える「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」の開幕戦が鈴鹿サーキットで開催された。フェラーリチャレンジは、今年全国5ヵ所のサーキットで5ラウンド開催されるが、それぞれ2レース行われる。今回の鈴鹿ラウンドでは、金曜に予選が行われ、翌日土曜にレース1が開催された。今日、日曜のレース2は予選でのセカンドベストのタイムでグリッドが決定されている。

28台もの参加を集めたフェラーリ・チャレンジであるが、経験やスキルに応じてトロフェオ・ピレリとコッパ・シェルにクラス分けされる。さらにそのピレリとシェルがそれぞれ、エキスパートとアマチュアに分けられて都合4クラスとなる。

4月7日、F1日本グランプリの決勝が開催される日曜の鈴鹿サーキットで、「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ」の開幕戦レース2が行われた。外気温18℃で薄曇りの心地よい春の天候の中、28台の488チャレンジEvoが勢いよくスタート。前日のレース1では2度もセーフティカーが入る波乱のレースだったが、レース2はいくつかの接触もあったが、クリーンなファイトが繰り広げられた。

プロでも「ヒヤッとする」レース展開

ここでも速さを見せたのが、トロフェオ・ピレリクラスの古谷悠河選手だ。古川選手はスーパーGT300クラスやスーパーフォーミュラ・ライツにも参戦するプロドライバーで、今回はフェラーリ・ジャパンのスカラシップで参戦している。予選2位からスタートし、9周でトップに立つと、それ以降は後続を寄せ付けない走りを披露し、15周のレースでトップチェッカーを受けた。

それでもやはり8周に渡りトップ争いを繰り広げたトロフェオ・ピレリクラスの内田優大選手を讃えるべきだろう。内田選手をはじめとしたフェラーリ・チャレンジ・ジャパンのドライバーは、基本的に全員ジェントルマンドライバーと呼ばれるアマチュアレーシングドライバーである。普段はビジネスマンとして、それぞれの本業に勤しんでいるのだ。そこにプロドライバーが入れば、優勝して当然と思われるかもしれないが、古谷選手といえども30分+1周のレースでは「ヒヤッとすることもあった」と語るように、プロといえどもワンミスで優勝が遠のくほど、ハイレベルな戦いが繰り広げられているのだ。

鈴鹿サーキットで行われた第1戦レース1では、トロフェオ・ピレリで古谷悠河選手がデビューウィンを飾ったほか、トロフェオ・ピレリアマとコッパ・シェルアマの計3クラスで初優勝ドライバーが生まれた。

「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」が開幕「スカラシップドライバーが速さを披露」

4月6日、32年目を迎えるフェラーリのワンメイクレースシリーズ「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ」の日本シリーズ「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」が開幕した。欧州と北米で開催される大陸シリーズに続いて始まった、英国で開催される単一国開催シリーズの第2弾である。

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著者プロフィール

吉岡卓朗 近影

吉岡卓朗

Takuro Yoshioka。大学卒業後、損害保険会社に就職するも学生時代から好きだったクルマのメディアに関わり…