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Ferrari Challenge Japan
28台の488チャレンジEvoがスタート
今年2年目を迎える「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」の開幕戦が鈴鹿サーキットで開催された。フェラーリチャレンジは、今年全国5ヵ所のサーキットで5ラウンド開催されるが、それぞれ2レース行われる。今回の鈴鹿ラウンドでは、金曜に予選が行われ、翌日土曜にレース1が開催された。今日、日曜のレース2は予選でのセカンドベストのタイムでグリッドが決定されている。
28台もの参加を集めたフェラーリ・チャレンジであるが、経験やスキルに応じてトロフェオ・ピレリとコッパ・シェルにクラス分けされる。さらにそのピレリとシェルがそれぞれ、エキスパートとアマチュアに分けられて都合4クラスとなる。
4月7日、F1日本グランプリの決勝が開催される日曜の鈴鹿サーキットで、「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ」の開幕戦レース2が行われた。外気温18℃で薄曇りの心地よい春の天候の中、28台の488チャレンジEvoが勢いよくスタート。前日のレース1では2度もセーフティカーが入る波乱のレースだったが、レース2はいくつかの接触もあったが、クリーンなファイトが繰り広げられた。
プロでも「ヒヤッとする」レース展開
ここでも速さを見せたのが、トロフェオ・ピレリクラスの古谷悠河選手だ。古川選手はスーパーGT300クラスやスーパーフォーミュラ・ライツにも参戦するプロドライバーで、今回はフェラーリ・ジャパンのスカラシップで参戦している。予選2位からスタートし、9周でトップに立つと、それ以降は後続を寄せ付けない走りを披露し、15周のレースでトップチェッカーを受けた。
それでもやはり8周に渡りトップ争いを繰り広げたトロフェオ・ピレリクラスの内田優大選手を讃えるべきだろう。内田選手をはじめとしたフェラーリ・チャレンジ・ジャパンのドライバーは、基本的に全員ジェントルマンドライバーと呼ばれるアマチュアレーシングドライバーである。普段はビジネスマンとして、それぞれの本業に勤しんでいるのだ。そこにプロドライバーが入れば、優勝して当然と思われるかもしれないが、古谷選手といえども30分+1周のレースでは「ヒヤッとすることもあった」と語るように、プロといえどもワンミスで優勝が遠のくほど、ハイレベルな戦いが繰り広げられているのだ。