イタリア・ミラノで「アルファロメオ ミラノ」をワールドプレミア

アルファロメオ待望のBセグクロスオーバー「ミラノ」がデビュー「BEV2種と48VのMHEVを用意」【動画】

新型Bセグクロスオーバー「アルファロメオ ミラノ」のエクステリア。
アルファロメオのエントリーラインを担うコンパクトクロスオーバー「ミラノ」が、イタリア・ミラノにおいてワールドプレミアされた。
アルファロメオは、コンパクトクロスオーバー「ミラノ」をワールドプレミアした。2019年に生産を終了していたミトの後継モデルとして開発。2種類のフル電動パワートレインと、48Vマイルドハイブリッド搭載モデルをラインナップする。

Alfa Romeo Milano

ローンチエディションのオーダーをスタート

新型Bセグクロスオーバー「アルファロメオ ミラノ」のエクステリア。
アルファロメオにとってはミト以来となるBセグメントモデル「ミラノ」が、イタリア・ミラノにおいてワールドプレミア。発表に合わせて、スペチアーレ ローンチエディションのオーダーもスタートした。

4月10日、アルファロメオは長い伝統を誇るミラノ自動車クラブ(Automobile Club Milano)に設けられた特設会場においてワールドプレミアイベント「#EyesOnMI」を開催。新型コンパクトクロスオーバー「ミラノ」をメディアに公開した。

ミトの生産終了以来、ラインナップで途絶えていたBセグメントに投入されるミラノは、アルファロメオファンだけでなく、初めてアルファロメオに触れるユーザーに向けた入門モデルとして開発。新世代アルファロメオデザインを纏い、まずローンチ エディション「ミラノ スペチアーレ」のオーダーがスタートしている。

ひと目でアルファロメオと分かる魅惑的なデザイン、コンパクトながらも優れた快適性、最新のコネクティビティが組み合わせられ、48Vマイルドハイブリッドの「IBRIDA」、フル電動パワートレインを搭載する「ELETTRICA/ELETTRICA VELOCE」をラインナップ。全長4m強のコンパクトな外寸ながら、十分な居住性に加えてセグメント最大のラゲッジ容量400Lも確保された。

機能美とアルファロメオらしさを両立

新型Bセグクロスオーバー「アルファロメオ ミラノ」のエクステリア。
コンパクトセグメントに求められる機能美と、限られたサイズながらも、大型盾型グリルやショートオーバーハングなど、アルファロメオらしいデザインを実現した。

エクステリアは、機能美とアルファロメオが紡いできた伝統を完璧にバランス。全長4170mm/全幅1780mm/全高1500mというコンパクトなサイズに、アルファロメオのデザイン部門チェントロ・スティーレが手がけた、独創的かつモダンな「Made in Italy」のエッセンスが凝縮されている。

今回、アルファロメオのデザイナーは昨今のクロスオーバーモデルに多い“合理性”からあえて離れ、メカニカルなパーツにグラマラスな表情を与えることに成功。ひと目でアルファロメオと分かる、しなやかかつ刺激的なデザインを完成させた。

アルファロメオを象徴する盾型グリル、切り詰められたオーバーハング、筋肉質なホイールアーチ、伝説的なジュリア TZにちなんだアイコニックなテールライトデザインなど、アルファロメオが脈々と受け継いできた伝統的なスタイルを導入。3連アダプティブ・フルLEDマトリクス・ヘッドライトなど、凝ったディテールを持ちながらも、同時にアルファロメオに求められるシンプルさも追求している。

ドライバー中心のコクピット

新型Bセグクロスオーバー「アルファロメオ ミラノ」のインテリア。
エクステリアと同じコンセプトでデザインされたインテリアは、コンパクトかつ操作系を集中させたステアリングホイールを導入。センターコンソールには10.25インチTFTスクリーンが配置される。

ピュアなスポーティさはインテリアにも採り入れられており、最高級の素材を使用し、細部にまでイタリアンテイストが組み込まれた。その中心に存在するのがサベルト製スポーツシートと、あらゆるドライビングスタイルに対応できるよう、すべての操作系をドライバーの手の届く範囲に配置したコンパクトなステアリングホイールだ。

インストルメントパネルはアルファロメオ独自のテレスコープデザインを導入し、コクピットとパッセンジャーシートの一体感を演出。センタークラスターの中央にはフルデジタル10.25インチTFTスクリーンが配置され、車両の走行データや、搭載される様々なドライビングテクノロジーへとアクセスにアクセすることができる。また、エアコンの吹き出し口はアルファロメオ象徴するクアドリフォリオ形状が採用された。

クラス最大のラゲッジルームは最大400Lの積載量を確保。また、BEVモデルは充電ケーブルを収納するのに便利な「アルファロメオ・ケーブル・オーガナイザー」コンパートメントがフロントボンネットに用意されている。

3種類のパワートレインをラインナップ

新型Bセグクロスオーバー「アルファロメオ ミラノ」のエクステリア。
ミラノは、出力の異なるフル電動パワートレインを搭載する「ELETTRICA」と「ELETTRICA VELOCE」、1.3リッター直3ベースの48Vマイルドハイブリッド「IBRIDA」という3種類のパワートレインから選ぶことができる。

ミラノに搭載される最新フル電動パワートレインは、最新の同期モーターと最新世代の54kWh容量バッテリーを組み合わせ、セグメントをリードするドライビングプレジャーを実現。最高出力158PSの「ELETTRICA」と、243PSの「ELETTRICA VELOCE」をラインアップする。

「ELETTRICA」は、WLTPサイクルで410km、市街地サイクルで590kmの航続距離を確保。100kWのDC急速充電ステーションを使うことで、10%から80%まで30分以内に充電することができる。

「IBRIDA」は1.2リッター直列3気筒ミラーサイクルエンジンベースとする、48Vマイルドハイブリッドパワートレインを搭載。駆動方式はコンベンショナルな前輪駆動とセグメント初のAWDモデル「Q4」から選ぶことができる。ハイブリッドシステムは48Vリチウムイオンバッテリーと、6速DCTに組み込まれた21kW電気モーターで構成され、最大限の効率性能を実現している。

ローンチエディションとしてオーダーがスタートした「ミラノ スペチアーレ」は、ハイブリッドの「IBRIDA」とBEVの「ELETTRICA」に設定される。ブレラレッドのアクセントを加えたマットスポーツ仕上げのエクステリアに加えて、18インチ「Petali」アロイホイールを標準搭載。室内には、ビニール&ファブリックインテリア、レザーステアリングホイール、マッサージ機能付き電動ドライバーズシートなど、スポーティでエクスクルーシブな装備が与えられた。

アルファロメオ ミラノを動画でチェック!

トリノで行われた「トナーレ」国家警察車両の引き渡し式には、ジュリア スーパー 1600も展示された。

アルファロメオが「トナーレ ポリスカー」850台を納車「1950年代から続くイタリア国家警察との関係」

アルファロメオは、トリノのアルファロメオ・チェントロスティーレにおいて、イタリアの国家警察(Polizia di Stato) 用「トナーレ」の引き渡しを行った。トナーレのパトロールカーは、イタリア全土の様々な警察本部に配備され、各地域の治安維持に使用される。

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著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…