【ニュルブルクリンク24時間2024】BMW M4 GT3が前哨戦で2位表彰台を獲得

3台の「BMW M4 GT3」がニュルブルクリンク24時間予選レースで上位入賞「24時間レース制覇に向けて上々の結果」

ニュルブルクリンク24時間レースの予選レースに参戦した、ROWEレーシングのM4 GT3 。
ニュルブルクリンク24時間レースの予選レースにおいて、レース2で2位表彰台をを獲得した、ROWEレーシングのM4 GT3 98号車。
ニュルブルクリンク24時間レースに向けた予選レースが、4月13日から14日にかけてニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを舞台に開催された。今回の予選レースにはROWEレーシングと、BMW M モータースポーツ RMGの2チームから、3台の「BMW M4 GT3」が参戦。24時間レースに向けて、貴重なデータを持ち帰った。

BMW M4 GT3

3台のBMW M4 GT3が予選レースに登場

ニュルブルクリンク24時間レースの予選レースに参戦した、BMW M Team RMGの72号車。
5月30日に開幕するニュルブルクリンク24時間レースに向けた前哨戦、予選レースにBMW M モータースポーツがサポートする2チームが参戦。予選、レース1、レース2と走り込み、貴重なデータを持ち帰った。

5月30日から6月2日にかけてニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを舞台に開催される2024年のニュルブルクリンク24時間レース。これまで予選レースは、24時間レースに向けた予備予選として実施されてきたが、今年はNLS(ニュルブルクリンク・エンデュランス・シリーズ)の1戦として開催され、実に128台ものエントリーを集めることになった。

13日の予選とレース1では、3台のBMW M4 GT3すべてが予定されていた周回を重ね、貴重なデータを収集。14日の4時間のレース2において、ラファエレ・マルチェロ、マキシム・マルタン、マルコ・ヴィットマンの3人がドライブしたROWEレーシングのM4 GT3 98号車が、2位表彰台を獲得した。

ROWEレーシングの99号車も4位、BMW M Team RMGの72号車も6位と上位入賞を果たしている。

ニュル本番に向けた前哨戦で2位表彰台

ROWEレーシングのM4 GT3 98号車をドライブする、ラファエレ・マルチェロ、マキシム・マルタン、マルコ・ヴィットマンの3人。
レース1はリタイアに終わったものの、レース2においてROWEレーシングのM4 GT3 98号車が2位表彰台を獲得。他の2台も上位入賞を果たしている。

ROWEレーシングのチーム代表を務めるハンス=ペーター・ナウンドルフは、次のように今回の予選レースを振り返った。

「チームとドライバーたちが、今週末は素晴らしい仕事をしてくれました。土曜日に行われたレース1では悔しいリタイアになりましたが、多くの距離を走り、ニュータイヤについて貴重な知見を得ることができました。ドライバーたちはこの難しいサーキットと、セットアップにも慣れることができたと考えています」

「そして、チームの素晴らしい仕事といくつかのラッキーもあり、日曜日のレース2ではGTワールド・チャレンジ・ヨーロッパでの優勝に続き、2位表彰台を獲得することができました。この数週間のハードワークに対する素晴らしいご褒美になりましたね」

ROWEレーシングのM4 GT3 98号車をドライブし、2位表彰台を獲得したラファエレ・マルチェロは、次のように喜びを語った。

「今日の2位表彰台には心から満足しています。ペースも良かったし、戦略も良かったですね。今週末の一番の目標は、24時間レースに向けて可能な限りの準備をすることでした。もちろんニュルブルクリンク24時間のような特別なレースのために、100%完璧な準備をすることはできませんが、今年はいい位置につけていると感じています」

2位の98号車のBMW M4 GT3にわずか26秒893差で競り勝った30号車のフェラーリ296 GT3。

2023年のニュルブルクリンク24時間レース振り返り「ニュルって?という人でもわかる今年の展開」

ドイツ・ニュルブルクリンクで開催された「ニュルブルクリンク24時間レース」決勝。フェラーリが初優勝を遂げるなど、目新しい話題が豊富だった2023年のレースを振り返る。予選の仕組みから、日本車の隠れた奮闘なども、散りばめつつ2024年の予習代わりになるリポートをお届けする。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…