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VOLKSWAGEN Passat
パサート似のプロトタイプ
ほとんどカモフラージュが施されていない状態で撮影されたプロトタイプは、細長のヘッドライトと大型のVWエンブレムが特徴的だ。
一見すると、パサートによく似た外観をしている。そのほかにも、横長のバーを備えた幅広のグリルと縦長のエアカーテンなど、パサートとの共通点は少なくない。
高級感を感じさせるエクステリア
フロントエンドは比較的シンプルな印象だが、このプロトタイプは彫刻的なボンネットと曲線的なボディワークが特徴的だ。そこに流れるようなショルダーラインとダイナミックなグリーンハウスが加わり、その一部が偽装されている。
また、立体的なエレメントを備えたテールライトによって、高級感が演出されている印象を受ける。リヤバンパーとスポイラーが一体となったトランクも確認できる。
中国市場向けのパサートまたはフィデオンか?
このプロトタイプが次世代「ジェッタ」という説もあるが、その可能性は低そうだ。フォルクスワーゲンは、中国市場で複数のセダンを販売している。このモデルは、中国仕様の次期型「パサート」か「フィデオン」と予想する。
フィデオンは中国におけるフォルクスワーゲンのフラッグシップセダンで、アダプティブエアサスペンション、冷蔵庫、ナッパレザーといった高級な装備を誇る。リヤには、テーブルやパワーシートも装備可能だという。現行モデルは2016年に登場し、2020年にマイナーチェンジを受けている。