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Audi Q8 Sportback 55 e-tron quattro S line
ベースモデルから118kmも航続距離がアップ
今回、設定された「レンジプラス・パッケージ」は、バーチャルエクステリアミラーやエアロホイール、転がり抵抗の少ないタイヤを採用。空気抵抗、路面摩擦抵抗を低減することで、効率性能を最適化した。これにより、「Q8 スポーツバック e-tron クワトロ S line」の1回の充電あたりの走行可能距離が619km(WLTCモード)となり、ベースモデルの501kmから118kmも長い、アウディ史上最長の航続距離を実現したという。
小型カメラシステムを搭載した「バーチャルエクステリアミラー」は、従来のミラーに比べて空気抵抗と風切り音を低減するとともに、車内のOLEDタッチディスプレイに後方の様子を映し出すことで、雨や雪などの悪天候時や夕暮れ時にも、周囲を鮮明な映像で確認することができる。
さらに風の流れを最適化するフラットな形状の5アームエアロデザイン・グラファイトグレーアルミホイール(8.5J×19)と、転がり抵抗の少ないタイヤ(255/55R19)を組み合わせることで、走行時の摩擦抵抗を低減した。航続距離の伸長を実現した「レンジプラス・パッケージ」の税込価格は36万円となっている。
スタッキング方式で配置されたバッテリー
「レンジプラス・パッケージ」の装着対象モデルとなる「Q8 スポーツバック e-tron クワトロ S line」も、先代モデルに様々な改良を加えたことで、1回充電あたりの走行距離が大幅に向上した。
例えば、従来のバッテリー製造工程で生まれる電極材の隙間を、スタッキング方式と呼ばれる、折り重ねるように配置する方法に変更。先代モデルからバッテリー寸法やモジュール数を変更することなく、エネルギー密度を向上させ、バッテリー容量を増加した。
セル内の化学物質の配合を変更したことで、エネルギー密度の大幅な向上も可能になった。また、エネルギー回生効率を上げ、エアロダイナミクス性能やモーター自体の効率も向上。ベースモデルのアップデートと「レンジプラス・パッケージ」を組み合わせることで、e-tron史上最長の航続距離619km(WLTCモード)を実現している。
車両本体価格(税込)
Q8 スポーツバック 55 e-tron クワトロ S line:1088万円
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