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Automobili Pininfarina B95 Dark Knight
バットマンの世界観を忠実に再現
アウトモビリ・ピニンファリーナは、DC、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー・グローバル・コンシューマー・プロダクツ、レレバンス・インターナショナルとのコラボレーションにより、『バットマン』シリーズに登場するブルース・ウェインからインスパイアされた、オーダーメイドのフル電動ハイパーカーを製作した。
『バットマン』の主人公であり、最先端のイノベーションと持続可能なテクノロジーに情熱を注ぐ起業家のブルース・ウェインは、劇中でエレガントで洗練されたセンスを持つ人物として描かれている。アウトモビリ・ピニンファリーナが展開するオーダーメイドのイタリアンデザイン、そして最先端のフル電動パワートレインと高い親和性を持つキャラクターだと言えるだろう。
今回、「B95 バルケッタ」と「バッティスタ」をベースに、ブルース・ウェインの劇中での活躍からインスパイアされた2台のスペシャルバージョン「ダークナイト(Dark Knight)」と「ゴッサム(Gotham)」を製作。どちらも、バットマンの世界観を完璧に反映させた仕様となる。
今年の夏に選ばれたカスタマー向けイベントで公開
今回のコラボレーションは、ブルース・ウェインがオーナーを務める「ウェイン・エンタープライズ」の公式ウェブサイトで先行展開され、今年の夏に招待ゲストのみを対象に開催されるリテール・シアター・コンセプトにおいて、実車が初公開される予定だ。
アウトモビリ・ピニンファリーナのパオロ・デラッチャCEOは、バットマンとのコラボレーションについて次のようにコメントした。
「ワーナー・ブラザース、DC、レレバンス・インターナショナルを通じた、ウェイン・エンタープライズとのコラボレーションは、アウトモビリ・ピニンファリーナにとって、ごくごく自然なつながりとなりました。モビリティの未来に向けて、先進的で持続可能なテクノロジーを追求するという、共通の思いが原動力となっています。今回のコラボレーションは、私たちのお客様の想像力に火をつけるだけでなく、新たに多くのオーディエンスへと届く力を与えてくれるはずです」
新開発のHMIディスプレイを搭載
アウトモビリ・ピニンファリーナは、B95 バルケッタとバティスタに、「ゴッサム」と「ダークナイト」ネーミングされたスペシャル仕様を設定。4台とも120kWhの大容量リチウムイオンバッテリーと4基の最先端電動モーターを搭載し、最高システム出力1926PSを発揮する。
すべてのモデルに、ウェイン・エンタープライズ社からインスパイアされた、新開発HMIディスプレイが搭載され、ブルース・ウェインの忠実な執事兼アシスタントであるアルフレッド・ペニーワースをイメージした指示音声も導入された。バティスタ ゴッサムとバッティスタ ダークナイトは、ドアとルーフのデザインを一新し、ルーフの大部分を曲面ガラスにすることで、室内の雰囲気を一新させている。
エクステリアにはサイドスカートとルーフに「ウェイン・エンタープライズ」のロゴがあしらわれ、全モデルにブルース・ウェインからインスパイアされた専用のアルミニウム製シャシープレートとドアプレートが装着される。
また、バッティスタは、パフォーマンスを向上させるべく新開発の空力コンポーネントを導入。テールゲートのシャークフィン、カーボンファイバー製フェンダーに設けられたエアアウトレットは、リヤのエアブレーキと車体側面のエアロダイナミクス効率を大幅に向上させている。
【関連リンク】
・ウェイン・エンタープライズ公式サイト