【スクープ!】 「ポルシェ911 GT3 RS」がマンタイ・レーシングによってアップグレード

【スクープ!】 空力をさらにアップグレードした「ポルシェ911 GT3 RS」をニュルブルクリンクで目撃

マンタイ レーシングが開発中の「ポルシェ911 GT3 RS MR」は巨大なリヤウイングが印象的だ。
マンタイ レーシングが開発中の「ポルシェ911 GT3 RS MR」は巨大なリヤウイングが印象的だ。
ポルシェとマンタイ・レーシングは2013年に手を組み、サーキットで数々の勝利を収めてきた。また、ポルシェの51%出資により数々の高性能パッケージを開発してきたが、そこにもう1台加わるようだ。992型「911 GT3 RS」をベースとする「GT3 RS MR」と思われるプロトタイプがニュルブルクリンクでテスト走行する様子を捉えた。

PORSCHE 911 GT3 RS MR

大きなダウンフォースを生む空力処理

ルーフにボーテックスジェネレーターが取り付けられるなど、サーキット走行を意識した空力処理が施されているようだ。
ルーフにボーテックスジェネレーターが取り付けられるなど、サーキット走行を意識した空力処理が施されているようだ。

緑色のホイールと巨大なリヤウイングが非常に特徴的な、「911 GT3 RS MR」と思われるプロトタイプがニュルブルクリンクで目撃された。

大型のディフューザーやルーフに取り付けられたボルテックスジェネレーターからも、サーキット走行を意識したモデルであることがわかるが、特に印象的なのはリヤウインドウに取り付けられた垂直フィンだ。こうしたコンポーネンツの組み合わせがダウンフォースを発生させ、大きなグリップが得られるだろう。

911 GT3 RSのパーツも採用されるか?

詳細は不明だが、マンタイ レーシングが既に扱っている足回りや空力関連パーツなどが採用されるだろう。
詳細は不明だが、マンタイ レーシングが既に扱っている足回りや空力関連パーツなどが採用されるだろう。

その他のアップグレードはまだ不明だが、マンタイはすでに911 GT3 RS用の様々なパーツを用意している。

足まわりでは、アジャスタブルサスペンション、マグネシウムホイール、高性能ブレーキパッドなどがある。また、ガーニーフラップやエンジンデッキリッドカバーなどのカーボンファイバー製コンポーネンツも用意されている。

発表はもう間もなく?

それほど遠くないタイミングで発表されると見られるポルシェ911 GT3 RS MR。
それほど遠くないタイミングで発表されると見られるポルシェ911 GT3 RS MR。

パワートレインに関しては、現時点では不明だ。現行型911 GT3 RSは4.0リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力525PS(386kW)、最大トルク463Nmを発生して、7速PDKを介して後輪を駆動する。0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は296km/hに達する。

このパッケージまたは特別仕様車の登場時期は未定だが、このモデルのテストは昨年の秋から行われており、したがって、そう遠くないタイミングで発表されるだろう。

ニュルブルクリンク24時間予選レースに参戦した、ファルケン・モータースポーツのポルシェ 911 GT3 R。

ニュルブルクリンク24時間予選レースで「ポルシェ 911 GT3 R」ファルケン・モータースポーツ44号車が2連勝

4月6〜7日にニュルブルクリンク・サーキットで開催されたニュルブルクリンク24時間予選レースに、ポルシェのカスタマーチームが参戦。6日の予選レース第1戦は、ファルケン・モータースポーツの「ポルシェ 911 GT3 R」44号車をドライブしたティム・ハイネマンとジョエル・エリクソン、7日の予選レース第2戦も44号車のニコ・メンゼルとマーティン・ラギン​​ジャーが制した。

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著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…