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McMurtry Speirling PURE
EVをサポートするキャッスル・コーム
アイルランド出身のデビッド・マクマートリーによって、2016年に設立されたマクマートリー・オートモーティブは、2021年に電動ハイパースポーツ「スピアリング(Speirling)」を発表。2023年にはサーキット走行に特化したトラックカー仕様「スピアリング ピュア」を公開している。
今回、英国西部のブリストルにほど近い、キャッスル・コーム・サーキットとパートナーシップ契約を締結したことで、1周1.85マイル(2.977km)の高速サーキットを舞台に、プライベートテストを実施する。また、年間を通じて、カスタマーや潜在的オーナーを対象としたスペシャルイベントも企画しているという。
キャッスル・コーム・サーキットは、電気自動車開発のサポートを行う、英国の主要サーキットのひとつ。EV走行グループや団体による貸し切り走行にも対応している。今後、マクマートリー・オートモーティブと協力し、常時使用可能な充電施設のサーキット設置にも取り組んでいる。
また、マクマートリー・オートモーティブは最近、キャッスル・コーム・サーキットの敷地内にあるウィルトシャー・カレッジ・モータースポーツ・キャンパスから2人の技術者を採用。地元との結びつきを強化した。
スピアリング ピュアの開発拠点に
マクマートリー・オートモーティブは、フル電動パワートレインの限界に挑戦しており、ダウンフォースに特化した新機軸をスピアリングに導入。2基の強力な電気モーターを搭載し、最高速度は320km/h以上、凄まじい加速力はF1マシンをも凌駕する。独自開発した「ダウンフォース・オン・デマンド・システム」は、搭載されたファンにより、強力なダウンフォースを発生させる。
これまでもマクマートリー・オートモーティブは、スピアリングの開発拠点としてキャッスル・コーム・サーキットを定期的に使用。今回のパートナーシップ締結により、現在開発が続けられているスピアリング ピュアのテストトラックとして、継続的に活用されることになる。
マクマートリー・オートモーティブのマネージングディレクター、トーマス・イェーツは、キャッスル・コーム・サーキットとのパートナーシップ締結を受けて次のようにコメントした。
「キャッスル・コーム・サーキットは、マクマートリー・オートモーティブの本社から30分という便利な場所にあります。当社の開発チームも、サーキットテストから直接のフィードバックを素早く収集できるため、開発を加速させるのに役立っています。キャッスル・コームのチームも、私たちのテスト活動を積極的にサポートしてくれますし、スムーズで生産的な日々を送ることができるのです」