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Porsche Taycan Turbo GT Formula E Safetycar
カラーリングと装備の異なる2台が登場
2024年5月11~12日、ベルリンのテンペルホーフ空港に設けられた特設コースを舞台に開催される、フォーミュラE世界選手権第9戦/第10戦ベルリンE-Prix。ここで2台の「ポルシェ タイカン ターボ GT セーフティカー」がデビューする。2台のタイカン ターボ GT セーフティカーは、異なる装備とカラーリングが採用されている。
2024年2月にデビューしたタイカン改良新型は、パフォーマンスアップに加えて、航続距離を含む効率性も大幅に向上。セーフティカーのベースとなったタイカン ターボ GTは、ニュルブルクリンクとラグナセカにおいて、ラップタイムの記録を更新するなど、シリーズのトップに君臨する最強グレードだ。
オプションの「ヴァイザッハ・パッケージ」を装着すると、0-100km/k加速は2.2秒、最高速は305km/hに到達。一時的に最大120kWものパワーアップが可能な「アタックモード(Attack Mode)」は、現在フォーミュラEに参戦する、ポルシェ 99X エレクトリックのテクノロジーをベースに開発された。
改造と運営を担当するのはマンタイ・レーシング
ベルリンE-Prixから導入される、タイカン ターボ GTは、2台が異なる装備と仕様でセーフティカーに改造された。パープルスカイメタリックのボディカラーを纏ったタイカン ターボ GTは、リヤシートが取り外され、ヴァイザッハパッケージを装着。もう1台のシェイドグリーンメタリックのタイカン ターボ GTはベースモデルのまま、リヤシートも緊急使用のために残されている。
ポルシェ 99X エレクトリックと同様に、2台のセーフティカーもヴァイザッハにあるポルシェ研究開発センターで製造。フォーミュラEにおける整備と管理に関しては、ポルシェのパートナーチームでもあるマンタイ・レーシングが引き続き担当する。警告灯や関連電装品、ハイテク通信機器、消火器など、セーフティカーに必要な装備に関しても、マンタイ・レーシングにおいて装着された。
レースウイーク中は、これまで通り経験豊富なポルトガル人ドライバーのブルーノ・コレイアが、セーフティカーのステアリングを握る予定だ。