目次
Ferrari Challenge Japan
実力者が制覇したトロフェオ・ピレリ2クラス
欧州、北米、英国、日本の4地域で開催されるフェラーリ・チャレンジは、ドライバーのスキルに併せてトロフェオ・ピレリとコッパ・シェルにクラス分けされる。さらにそのピレリとシェルがそれぞれ、エキスパートとアマチュアに分けられ、4クラスが用意される。日本で開催される「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」(以下フェラーリ・チャレンジ・ジャパン)の第2ラウンドは、土曜のレース1に続き、レース2が日曜の富士スピードウェイで実施された。
トップクラスとなるトロフェオ・ピレリ・クラスは、ポールポジションからスタートした昨年のチャンピオンYudai UCHIDAが、しっかりと1コーナーでトップを維持する。予選2位のフェラーリジャパンのスカラシップで参戦したヤングドライバーのYugo IWASAWAは、トロフェオ・ピレリAmクラスのMakoto FUJIWARAの先行を許し、追い上げができない。Yudai UCHIDAはその後も速いペースを維持し、最終的に25秒以上の大差を作り、ポール・トゥ・ウィンで完璧な日曜日となった。
トロフェオ・ピレリAmクラスは、スポット参戦のMakoto FUJIWARAがレース1に続いて2レース連続のポールポジションを獲得。レース1では、途中マシントラブルでリタイヤを喫したが、その悔しさを払拭するように快調にトップを走行する。そのMakoto FUJIWARAを、AKITAとKanji YAGURAが追う展開がレース中続く。3台はトロフェオ・ピレリ・クラスのYugo IWASAWAを挟みながら、激しいバトルを繰り広げるが、そのままの順位でゴール。Makoto FUJIWARAがポール・トゥ・ウィンを達成した。
コッパ・シェル2クラスはともに初優勝
コッパ・シェル・クラスは、ラウンド1鈴鹿でデビューしたTsutomu SHIMOYAMAがポールポジションを獲得。予選2位から、レース1でポール・トゥ・ウィンを飾り、目下3連勝中のYasutaka SHIRASAKIが追う。その2台の激しいバトルに韓国から参戦するPhil KIMが加わり、3台は激しい接近戦を繰り広げるが、Tsutomu SHIMOYAMAが追撃を振り切り、ポール・トゥ・ウィンで嬉しい初優勝を飾った。
コッパ・シェルAmクラスは、このラウンド2がフェラーリ・チャレンジのデビューレースとなる実業家のYusaku MAEZAWAがポールポジションを獲得。それを追い上げるのは、レース1でポール・トゥ・ウィンを飾ったMasafumi HIWATASHIだ。レースは2台が序盤から熾烈なトップ争いを繰り広げる。一旦はMasafumi HIWATASHIがオーバーテイクするも、その後Yusaku MAEZAWAが逆転し、そのままデビューラウンドながら、初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾った。
ラウンド3は6月7〜9日に宮城・スポーツランドSUGOで開催される。ふたたび多くの488チャレンジEvoが刺激的なレースを展開するだろう。