フランク-シュテフェン・ ヴァリザーが空位だったベントレーのCEOに

ポルシェの技術畑を歩んできたフランク-シュテフェン・ ヴァリザーがベントレーの新会長兼CEOに就任

ポルシェにおいてモータースポーツ部門や技術部門で活躍した、フランク-シュテフェン・ ヴァリザー がベントレーの会長兼CEOに就任した。
ポルシェにおいてモータースポーツ部門や技術部門で活躍した、フランク-シュテフェン・ ヴァリザー がベントレーの会長兼CEOに就任した。
2024年7月1日付で、ポルシェのフランク-シュテフェン・ ヴァリザーが、ベントレーモーターズの会長兼CEOに就任する。前任のエイドリアン・ホールマークが3月に退任後、ベントレーの会長兼CEOは不在の状態にあった。

豊富な技術的バックボーンを持つヴァリザー

ポルシェにおいて技術畑を歩んできたフランク-シュテフェン・ ヴァリザーの経験は、電動化を進めるベントレーにおいて、非常に大きな力になりそうだ。
ポルシェにおいて技術畑を歩んできたフランク-シュテフェン・ ヴァリザーの経験は、電動化を進めるベントレーにおいて、非常に大きな力になりそうだ。

1969年8月16日生まれ、シュトゥットガルト出身のフランク-シュテフェン・ ヴァリザー(Frank-Steffen Walliser)は、燃焼エンジンと技術マネージメントを中心に機械工学を学び、1995年にポルシェに入社した。

2010年には918 スパイダーの開発を統括するプロジェクトリーダーに就任。2014年からはモータースポーツ部門の責任者として活躍し、2019年には911/718の製品ラインの責任者を務め、2022年からはポルシェの車両開発全般を担当している。

フォルクスワーゲン・グループにおいて、アウディ、ランボルギーニ、ベントレー、ドゥカティで構成されるブランド・グループ責任者を務める、アウディのゲルノート・デルナーCEOはヴァリザーのベントレー異動について以下のように説明した。

「フランク-シュテフェン・ ヴァリザーは、ポルシェ 918 スパイダーなど、ポルシェの重要車種を世に送り出した、経験豊かなエンジニアです。製品やテクノロジーに関する専門知識、そして企業家としての豊富な経験を持っています。ベントレーがラグジュアリーセグメントにおけるリーディング企業となるため、彼が持つ長年の経験と知識が重宝されることになるでしょう」

ベントレーにおいて重責を担うことになった ヴァリザーは、次のように意気込みを語った。

「私はこの仕事に大きな尊敬の念を持って臨んでおり、ここ数年の素晴らしい業績を示してきたベントレーのチームと、英国クルーで共に働けることを楽しみにしています。自動車業界で続く大きな変革は、ベントレーにとっても大きな課題です。私はチームとともにこの課題に挑戦できることを嬉しく思っています。そして、ベントレーが、今後もラグジュアリーセグメントにおける、スタンダードを確立し続けると確信しています」

ベントレーモーターズの会長兼CEOだった、エイドリアン・ホールマークが、2024年10月1日からアストンマーティンのCEOに就任することになった。

ベントレーのエイドリアン・ホールマークが10月1日にアストンマーティン新CEOに就任「アメデオ・フェリサが退任」

アストンマーティンは、最高経営責任者(CEO)を退任するアメデオ・フェリサ(Amedeo Felisa)の後任として、エイドリアン・ホールマーク(Adrian Hallmark)がCEOに就任することを発表した。ホールマークは、ベントレー モーターズの会長兼CEOを退任し、2024年10月1日からアストンマーティンのCEOに就任する。

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