マクラーレン初となる女性のアジア太平洋地域ディレクター就任

マクラーレン・オートモーティブ「アジア太平洋地域ディレクター」にシャーロット・ディクソンが就任

高級自動車ブランドで15年のキャリアを持つシャーロット・ディクソンが、マクラーレン・オートモーティブの「アジア太平洋地域ディレクター」に就任した。
高級自動車ブランドで15年のキャリアを持つシャーロット・ディクソンが、マクラーレン・オートモーティブの「アジア太平洋地域ディレクター」に就任した。
マクラーレン・オートモーティブは、シャーロット・ディクソンが、日本を含む「アジア太平洋地域ディレクター」に就任したことを発表した。

自動車業界において注目の存在に

今回、アジア太平洋地域ディレクターに就任したシャーロット・ディクソンは、2024年の「オートカー・トップ100グレート・ウィメン」に選出されるなど、自動車業界において注目の存在だった。
今回、アジア太平洋地域ディレクターに就任したシャーロット・ディクソンは、2024年の「オートカー・トップ100グレート・ウィメン」に選出されるなど、自動車業界において注目の存在だった。

2018年にマクラーレンに入社する以前、ディクソンはラグジュアリーカーブランドで約10年間、ヨーロッパと中東エリアのセールス、マーケティング、オペレーションなどの上級職を歴任してきた。

マクラーレンにおける6年間のキャリアにおいては、アジア太平洋地域におけるマクラーレンのプレゼンスを拡大。全17のリテーラーネットワークでバランスの取れた在庫を確保し、収益性を改善してきた。また、クオリファイドカー(認定中古車)においては、同エリアで過去最高の販売台数を記録している。

今回の決定を受けて、ディクソンは日本、オーストラリア、カンボジア、ニュージーランド、インドネシア、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナムを含む、アジア太平洋地域(22のショールームを展開)において、すべての経営責任を担うことになる。

ディクソンは、アジア・パシフィック・リージョナル・ディレクターを受けて、次のように意気込みを語った。

「アルトゥーラ スパイダーをはじめ、マクラーレン・ブランドとラインナップの成長が著しいこの重要な時期に、アジア太平洋地域を率いるポジションに任命されたことを嬉しく思います。マクラーレンはサーキットで生まれ、公道で走るために設計されました。私は幸運にも、強力なチームとアジア全域に広がるリテーラーネットワークに支えられています。アジア太平洋地域においてマクラーレンブランドの存在感を高め、次の10年、そしてその先へとつなげていくことを楽しみにしています」

ディクソンは、2019年の「オートカー・グレート・ウーマン・ライジング・スターズ(Autocar Great Women Rising Stars)」、2024年の「オートカー・トップ100グレート・ウィメン(Autocar Top 100 Great Women)」にノミネート。マクラーレン・オートモーティブとしては、初めて女性がアジア太平洋地域ディレクターに就任したかたちだ。

マクラーレン・オートモーティブのチーフ・セールス・アンド・マーケティング・オフィサーを務めるジョージ・ビッグスは、ディクソンの抜擢理由を次のように説明する。

「シャーロットは6年以上にわたり、マクラーレンの主要メンバーとして、卓越したリーダーシップとアジア太平洋地域のビジネスへ深く関わってきました。彼女が持つ戦略的なビジョンとその献身的な姿勢で、この重要なエリアにおいても継続的に力を発揮してくれるでしょう」

「セナ センプレ」を纏った「マクラーレン セナ」のエクステリア。

セナ没後30年にスペシャルカラー「マクラーレン セナ」が登場「モナコGPに出走するF1マシンも」【動画】

マクラーレン・オートモーティブは、1988年から1993年までマクラーレンに在籍し、3度の世界チャンピオンに輝いたアイルトン・セナをオマージュしたスペシャルカラーリング「セナ センプレ(Senna Sempre)」を発表した。今回、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)は、「マクラーレン セナ」と、5月27日に決勝レースが行われるF1第8戦モナコGPを走る「マクラーレン MCL38」に、セナをイメージした専用リバリーを施している。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…