【スクープ!】 新型「アウディ A7」は最高出力700PSで来年登場

【スクープ!】 現行「A6 アバント」後継となる新型「アウディ A7 アバント」は2025年登場?

「A6」の後継としてデビューする、次期型「A7アバント」のプロトタイプを捉えた。
「A6」の後継としてデビューする、次期型「A7アバント」のプロトタイプを捉えた。
アウディは現在、ラインナップの大幅変更を計画している。その中で、「A6」の後継モデルとして内燃機関を搭載して登場する「A7 アバント」新型プロトタイプをカメラが鮮明に捉えた。EVには偶数番号を、ICE搭載モデルには奇数番号を付けるアウディの新戦略に基づき、A6はA7へと生まれ変わる。

AUDI A7 Avant

同じくICE搭載の「A5」と共通するイメージのデザイン

次期型「アウディ A7 アバント」の最新プロトタイプは、内燃機関(ICE)モデル「A5」を踏襲した流線型のデザインを採用していることがわかる。ディテールはカモフラージュで隠されているが、角張ったヘッドライトと垂直のエアカーテンに囲まれたハニカムメッシュグリルが確認できる。

ボディサイドでは、フラッシュマウントのドアハンドルと曲線的なボディワークのほか、見慣れたキャビンと上向きのベルトラインがわかる。リヤセクションも厳重に隠されているが、スリムなLEDストリップで接続された細いテールライトを配置している。また、丸みを帯びたリアバンパーとデュアルエキゾーストシステムも確認できる。

新プラットフォームの採用でボディが拡大

プラットフォームは進化版の内燃機関搭載モデル用「PPC(プレミアムプラットフォームコンバスション)」が採用される。
プラットフォームは進化版の内燃機関搭載モデル用「PPC(プレミアムプラットフォームコンバスション)」が採用される。

量産型では、PPC(プレミアムプラットフォームコンバスション)と呼ばれるMLBプラットフォームの進化版を採用し、現行モデルのA6よりわずかにボディサイズが拡大される。

インテリアは確認できていないが、現行モデルのツインスクリーンMMIシステムから、単一の曲面ベゼルに移行すると予想されている。OLEDゲージクラスターとインフォテインメントタッチスクリーン、2つのモニターが集約されたシステムとなるだろう。また、助手席用に3つ目のスクリーンが追加される可能性も高い。

ハイパフォーマンス仕様はパナメーラと同じパワートレインを搭載

高性能モデルは「ポルシェ パナメーラ」と同じパワートレインを載せてデビューするようだ。
高性能モデルは「ポルシェ パナメーラ」と同じパワートレインを載せてデビューするようだ。

パワートレインは、ハイブリッドとプラグインハイブリッドが中心になりそうだ。後者は14.4kWhリチウムイオン電池を利用する可能性が高く、電気のみの航続距離は60マイル(約100km)近くになりそうだ。

ハイパフォーマンスの「S7」や「RS7」も開発中とみられ、「ポルシェ パナメーラ」と同じプラグインハイブリッドパワートレインが搭載されると予想する。このシステムは4.0リッターV8ツインターボエンジン、モーター、17.9 kWhバッテリーパックの構成で、最高出力は700PSに達すると噂されている。

新型A7のワールドプレミアは2025年初頭と見られ、スポーツバック(セダン)とアバント(ステーションワゴン)2種類のスタイルで発売されるだろう。

アウディの新ネーミング戦略に基づき、次世代では「A5ファミリー」にステーションワゴンの「アバント」が初めて導入される。

【スクープ!】 初の「アウディ RS 5 アバント」は2.9リッターV6をプラグインハイブリッド化して登場?

アウディA5に初めて設定される「RS 5 アバント」新型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速走行テストを行った。パワートレインの出力は600PSを超えるとみられている。

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石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…