Ferrari 499P

多くのファンに囲まれたフェラーリ 499P

ル・マン市内のリパブリック広場で行われた公式車検に参加した、フェラーリ 499Pとドライバー。
公式車検は今年もル・マン市内の中心部にあるリパブリック広場で行われ、昨年のウィナーであるフェラーリ 499Pは多くのファンからの注目を集めることになった。

ル・マン市内中心部のリパブリック広場で公式車検&パレードが行われ、今年も多くのレースファンが集まることになった。6月8日の公開車検2日目には総合優勝を狙うハイパーカークラスの車両が登場し、フェラーリ・AFコルセの「フェラーリ 499P」50号車と51号車、AFコルセの83号車が、レースウイークに向けて無事に車検をクリアしている。

フェラーリ 499Pは50号車をアントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン、ル・マン連覇を狙う51号車はアレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィがドライブ。イエローのボディを纏った83号車は、ロバート・クビサ、ロバート・シュワルツマン、イェ・イーフェイがステアリングを握る。

公式車検には、サルト・サーキットで開催されるテストデーに参加するドライバーも登場。車検後に行われたテスト走行第1回目は、3分29秒732をマークした83号車が5番手タイム、テスト走行第2回目は50号車が3分28秒014で走った50号車が5番手に入っている。

6時間のテスト走行を終えたドライバーとエンジニアは、12日午後の公式練習走行へ向けて、車両セットアップ作業を進めることになる。6月12日は2回の練習走行の間に、1時間の予選を実施。予選上位8台が13日のハイパーポールに進出し、決勝のスターティンググリッドが決まる。決勝レースは15日午後4時(日本時間午後11時)にスタートが切られる。

1965年以来、実に58年ぶりのル・マン制覇を達成した、フェラーリ 499P 51号車。

WEC第4戦ル・マン24時間レース連覇を狙う「フェラーリ 499P」は1950〜60年代の黄金期を再現できるか?

2023年シーズンの世界耐久選手権(WEC)第4戦ル・マン24時間レースにおいて、「フェラーリ 499P」51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームズ・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ)が、総合優勝を飾った。これはフェラーリにとって1965年以来のル・マン総合優勝であり、10勝目という記念すべき勝利となった。2024年、フェラーリは再びル・マンにおいて、1960年代以来となる連覇を狙う。