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CITROEN E-C4 X
C4ファミリーの一斉アップデート
初代「シトロエンC4」は2004年に登場し、翌2005年には日本市場でも販売が開始された。現行型の第3世代は2020年にデビューし、フル電動モデル「E-C4 ELECTRIC」も導入された。2022年には「C4」と「C5 X」の中間に位置し、ファストバックとSUVを融合した「C4 X」とEVの「E-C4 X」も追加された。今回の大幅改良では、これらすべてのC4ファミリーが一斉にアップデートされるようだ。
フロント周りの厳重なカモフラージュ
プロトタイプのフロントエンドには厳重なカモフラージュが施されており、新しいヘッドライトセットアップを隠している可能性がある。2015年に登場した「C4 カクタス」は、現在トレンドとなっているスプリットヘッドライトの先駆者の1台だった。C4とC4 Xの改良新型は、シトロエンの最新デザインを取り入れるかもしれない。
現行型は、ノーズに極めてスリムなLEDデイタイムランニングライト（DRL）を装備。その下にメインヘッドライトが配置されている。改良新型では、DRLの位置に大型のシステムが配置されるか、プロジェクターLEDヘッドライトが装備される可能性もある。現在のメインヘッドライトが配置されている場所は狭い開口部を除いて完全に覆われていることから、大幅なデザイン変更が行われると予想する。
バンパーのアップデートや、ドア下部の小変更も加えられるだろう。そのほか、テールライトのグラフィックは新設計されるはずだ。
EV、ICE搭載モデル共にパワートレインはキャリーオーバー
ちょうど1年前、E-C4 Xは、バッテリー容量を50kWhから54kWhに拡大した。このバッテリーパックは次期型にもキャリーオーバーされると予想されており、WLTPサイクルによる航続距離は最大420 kmの見込みだ。内燃機関搭載バージョンのC4およびC4 Xは、最高出力136PSを発揮する新開発の1.2リッターマイルドハイブリッドエンジンを今年2月に搭載。このパワートレインも引き続き使用されるだろう。
改良新型となるC4ファミリーは、2024年秋から2025年初めの登場となりそうだ。
