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BMW M Hybrid V8
4台のBMWがル・マン24時間に登場
2024年のル・マン24時間にBMW M モータースポーツは、トップカテゴリーのハイパーカークラスにBMW M チームWRTから2台の「BMW M ハイブリッド V8」を投入。15号車はドリス・ヴァントール、ラファエル・マルチェッロ、マルコ・ヴィットマン、20号車はシェルドン・ヴァン・デル・リンデ、ロビン・フラインス、レネ・ラストがステアリングを握る。
また、GT3マシンで争われるLMGT3クラスには、チーム WRTが2台の「BMW M4 LMGT3」をエントリー。31号車はダレン・レオン、ショーン・ゲラエル、アウグスト・ファルフスの3人。46号車には元MotoGP王者のヴァレンティーノ・ロッシが、アーマド・アル・ハーティとマキシム・マルタンとのトリオで参戦する。
ハイパーポールでウォールにヒット
6月12日に行われた公式予選において、BMW M ハイブリッド V8 15号車は、並いるライバルを抑えて3分24秒465のトップタイムを記録。上位8台によって、決勝の最終グリッドを争うハイパーポールに首位で進出した。
ところが、6月13日のハイパーポールでは、15号車のアタックを担当したドリス・ヴァントールはが、BMW M ハイブリッド V8でコースバリアに接触。グラベルでストップしたことで、セッションは約7分を残して赤旗中断を余儀なくされることになった。
15号車は再開後のセッションへの参加は叶わなかったものの、セッション前半に記録していた3分26秒701により、決勝レースを6番手グリッドからスタートすることが決まっている。
「1日ごとにいろんな感情が入り混じっています。ミスを犯して、ホイールをロックさせてしまいました。ただ、幸運にもマシンに大きなダメージはありませんでした。それでも自分のミスが腹立たしいです。まだ長い決勝レースが残っていますし、何が起こる分かりません。決勝では必ずこのミスを挽回します」と、ヴァントールは悔しさを滲ませた。
BMW M ハイブリッド V8 20号車は16番手グリッド、LMGT3クラスの46号車は12番手、31号車は15番手から決勝レースをスタートする。